インターネットは誰のものか―崩れ始めたネット世界の秩序

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インターネットは誰のものか―崩れ始めたネット世界の秩序

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822245948
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C0095

出版社内容情報

助け合い精神で拡大してきたインターネットの均衡が、大きく崩れ始めた。通信会社が、GoogleやYouTube、USENなどのコンテンツプロバイダーを「タダ乗り」と糾弾。自分たちのパイプにタダでコンテンツを流し、大もうけしていると批判した。一方、これにコンテンツプロバイダー側は強く反発している。両者の溝は深く、このまま最悪のシナリオに向かえば、「高い・遅い・つながらない」インターネットが現実になってしまう。本書では、「タダ乗り論」の根本にある通信量の急増の現状とインターネットのお金の仕組みを紐解きながら、解決策を探る。

内容説明

Google、YouTube、Skypeはタダ乗りなのか?肥大化するインフラ・コストに、通信会社の不満が爆発。その解決策を探る。

目次

序章 インターネットの均衡が崩れる
第1章 最悪のシナリオ―こんなインターネットは要らない
第2章 インターネットの「お金」の仕組み
第3章 均衡は取り戻せるか
第4章 ブロードバンド大国・日本の特異性
第5章 見えてきたインターネット2.0の世界

著者等紹介

谷脇康彦[タニワキヤスヒコ]
総務省総合通信基盤局料金サービス課長。1984年、郵政省(現総務省)入省。OECD(経済協力開発機構)事務局ICCP(情報・コンピュータ・通信政策)課勤務、電気通信局事業政策課課長補佐、郵政大臣秘書官、電気通信局事業政策課調査官、在米日本国大使館参事官(情報通信政策担当)などを経て、2005年8月より現職。ブロードバンド競争政策を担当。「IP化の進展に対応した競争ルールの在り方に関する懇談会」、「ネットワークの中立性に関する懇談会」、「モバイルビジネス研究会」などの事務局を務める。日本経済新聞のWebサイト「Nikkei Net」の「ネット時評」などに寄稿多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ken

0
良書。あまり扱われない話題だけにこういった書の存在は非常に貴重。2011/05/08

イガラシ

0
何も考えずにネットをやることが出来ているのは、誰かが苦労して作り上げた網があるから。普段は全く意識しないけれど、問題点を突きつけられると一人ひとりが考えなくてはならないこともあるのだろう。2011/04/19

issy

0
インターネットの発展・拡大に伴い、ネットの土台を支える通信会社・ISPと、それを利用するコンテンツプロバイダー・ユーザーとの間のサービス・コスト負担の問題が大きくなってきている、という警鐘本。ネットの(物理的な)向こう側がどうなっていて今何が起きているのかを垣間見るには良い。少数利用者による回線の実質的な占有、通信会社によるサービスの不当な選別などの最悪の事態を防ぐには、最低限のルール作りが必要、というのが著者の主張。「ネットは自由!」とだけ叫んで一切のルールを拒絶するのは建設的ではない、とは思った。2010/02/25

breathnoir

0
立ち読みで十分2009/07/10

tss

0
甘い

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