出版社内容情報
いつから日本人は「決められない、決まらない」意思決定不全症候群に陥ってしまったのか。リスクを嫌って、超低金利の銀行や郵便局に預けるリスク回避症候群は、日本経済低迷の原因だ。ニート、少子化も「決められない」病だ。意思決定における弱点、盲点を克服する処方箋を提示する!
内容説明
進学も、就職も、結婚も、投資も「決められない、決まらない」ではダメ。意思決定「不全症候群」のアナタに効果てき面。
目次
第1章 無意識のうちに日本人特有の意思決定パターンにはまっていないか
第2章 意思決定に欠かせない状況の事実認識は的確か
第3章 意思決定は代替案の探索と選択に頭を使え
第4章 意思決定には不確かさと上手に付き合う知恵がいる
第5章 意思決定には確率的勘を大切に
第6章 意思決定の“最後の一歩”はアニマルスピリットで
著者等紹介
加藤昭吉[カトウショウキチ]
1954年早稲田大学政経学部経済学科卒業。大成建設に入社して海外事業などに従事。立教大学非常勤講師などを経て、現在は株式会社オルタナ・プランニング代表取締役。新しい工程管理手法PERTを紹介した論文で1964年度日本土木学会賞と日本経営文献賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
29
この人は40年近く前からPERTやCPMなどについての本を書かれていて私も結構読ませていただきました。今でも現役で頑張られているようです。この本は意思決定のトレーニングというよりも意思決定についての一般的な考え方を紹介してくれる本だと思いました。日本にはこのような講座があまり大学にはないので、この本で入門的に読んでそのあと本格的な本を読めばいいと思います。2014/11/05
issy
2
欧米人と日本人のメンタリティ比較は他の本でもよくある内容だったが、運やギャンブルに対する意識についての記述は面白かった。「賭ける」という行動に過剰なマイナスイメージを持たず、ある程度のリスクを許容して目標とするリターンを狙う経験を積み重ねれば、状況を理解する感性と挑戦する決断力が養われる、かも。2010/06/09
issy
1
どうあがいても不確定性をゼロにはできない以上、リスクをとって挑戦するか否か、最後は胆力の問題。2016/05/14
かまぶろ
0
ある程度リスクを取り入れていくことで人生が充実すると。2014/03/21
decuno
0
この世の中には絶対というものはなく100%確実なことは存在しない。だからある程度リスクマネジメントとして、ドツボにはまることを避けたら、後は自分を信じて飛び込めって事を書いてある本。この本はたとえるならば ババ抜きでババを抜かないようにするために、ランダムで引くのが怖くて 尻込みしてる人に「こういう方法を取ればババを引くリスクは減らせますよ ですが最終的に引くか引かないのかはあなた次第」みたいなことを教えられてるようなもんだ。人生、確実がない以上ランダムの並を乗り切るための判断材料に使えるかも2012/04/05