出版社内容情報
ご存知ですか?
養老先生のライフワーク、それはムシの採集と研究だったのです。ムシを捕まえ、ムシを観察すれば、ひとが、社会が、経済が、政治が、科学が、宗教がわかる!・・・かもしれない。
世界をまたにかけ、虫採りに励んだ養老先生が「ムシの目で考えたこと」、ここにご披露いたします!
内容説明
ほんとうは、ムシのことだけ、考えていたい。虫がわかれば世界がわかる?養老ワールドの真髄、ここに開陳。
目次
あなたにとって、虫とは何か
虫屋の機能主義
虫が好かない
ロスチャイルド家と「生き方」としての自然史
虫と仏教
虫屋の超能力
虫の色の不思議
虫の採り方
虫と環境
昆虫標本の置き場〔ほか〕
著者等紹介
養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年神奈川県鎌倉市生まれ。62年東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95年東京大学医学部教授を退官し、現在北里大学教授、東京大学名誉教授。著書に『からだの見方』(筑摩書房、サントリー学芸賞)『バカの壁』(新潮社、毎日出版文化賞)など、専門の解剖学、科学哲学から社会時評、文芸時評までを手がける
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感想・レビュー
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jack
2
顕微鏡ライカなんだ。ツァイス派なのかな、と思ってたのに。☆4.82016/03/20
わらわら
2
「日経エコロジー」(1999年7月から2002年6月まで掲載されたものです。) 各章によっては感想は違うのですが「地球の自然環境にいちばん有害なのはヒトだと知らない人はあるまい。「虫と仏教」国土は自分たち世代だけのためではなく。将来にわたって子々孫々が利用する。そうした感覚はまったく失われていたことは間違いないだろう。「虫と環境」生態系を失っていくことに環境も教育も関わっていく。養老氏の本が読まれているということは、まだまだ世の中捨てたものではないですよね。各章の書かれた虫のイラストがホンワカします。2015/05/04
じろ
1
★★★ 面白いんだけど、また題名に騙されたというか別に脳の話じゃなかったー涙 虫が好きな脳の働きについて書いてくれるのかとおもってワクワクして読んだら…まぁ面白いからいいんですけど! 環境問題が原理主義っていう記事が面白かったかなー。虫取り旅行記みたいなのも面白かったけど。虫に興味ないけど虫から紐解く地理学みたいなのは面白いから養老先生そういうの書いてくださーい。2018/06/22
めい
0
虫、されど虫。小さいものが教えてくれる事が多いことを、いつも感じます。里山という自然、環境保護など養老節が冴え渡る。何度も読み直し、少しでも身につける人間になりたいなぁと思った。2014/09/24