内容説明
マーケットではリスクは「時間」がもたらします。短期売買は時間の経過に伴うリスクを排除し、価格変動のみにリスクを限定するという取引方法なのです。投資で成功するためには、相場を予想するだけでなく、マーケット参加者の心理を理解し、正しい運用ルールに従って取引することが不可欠です。損をする人に共通するのは「フィーリングで売買している」という点です。自分が取引をする基準(=システム)がなければ必ず判断を誤ります。何が勝利につながるかに目を向けず、勝利を求める者は泥棒と同じです。マーケットで自分の資金を増やしたいのなら、自分で考えて正しく判断するしかありません。
目次
序章 マーケットとは何か
第1章 短期売買とは何か
第2章 マーケットの心理学
第3章 デイトレーダーの心構え
第4章 トレーディング・システムの構築
第5章 運用ルールの構築
6章 模擬取引―インターバンクを体験する
補章 外国為替証拠金取引
付録 CD‐ROMの使い方
著者等紹介
林康史[ハヤシヤスシ]
立正大学経済学部教授。企融論、国際金融の講義を担当。大阪大学法学部卒、東京大学修士(法学)。クボタ、住友生命、大和投資信託、あおぞら銀行を経て、2005年4月より現職。一橋大学大学院他で、短期売買・取引、テクニカル分析(システム・トレーディング)、証券市場、金融資産運用論などを担当(非常勤講師)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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みーふぃ
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大切な 順張りのおすすめ
光花
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成功する手法があるわけではなくて、成功する思考を身につけることが重要★わかりやすく読みやすい★2010/06/12
あげぽよ
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話は面白い
ぐるり
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第三章デイトレードーの心構えが面白かった 以下メモ 「二の矢をうけず」 一の矢は株価が下がる、 そこで逃げずに二の矢(精神面金銭面での損失)を受けてはならない 「ポジションは使用人と思う」 自分が主人として、役に立たない使用人はクビにする 「分散投資をしない」 勝率が低くて損切りできない未熟なら分散投資は有効だが、勝率が高く損失を小さくできるならば分散投資でなくてもよい2022/06/02
ふら〜
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デイトレーダーとしてなにがは必要か、平明な言葉で解説。少し前の本ではあるが、取っ掛かりとしては面白い2018/08/11