内容説明
マーク・アンドリーセンは最悪の気分だった。イリノイ大学の学生仲間とともに心血を注いで作り上げたＷＷＷソフト「モザイク」は、なんの功績もない大学当局の手に奪われてしまった。失意のなかで卒業し、生まれ故郷を遠く離れて小さな会社に職を得たマークに、１通の電子メールが届いた。差出人の名はジム・クラーク。「ご存じないかもしれませんが、わたしはシリコン・グラフィックスの創業者です…」伝説的なハイテク企業家と１人の若者の出会いが、ネットスケープ社を産み出した。そして、世界を飲み込んだ激動の１０００日の幕が開いた…。
目次
第１章 マーク・アンドリーセン ネットスケープ・コミュニケーションズ―ＷＷＷへの入口
第２章 ロブ・グレーザー プログレッシブ・ネットワークス―サウンドとサイトの融合
第３章 キム・ポレーゼー ジャバ―ウェブの活性化
第４章 マーク・ペッシ ＶＲＭＬ―三次元のなかのウェブ
