モビリティー革命2030 - 自動車産業の破壊と創造

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モビリティー革命2030 - 自動車産業の破壊と創造

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  • サイズ A5判/ページ数 237p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784822237271
  • NDC分類 537.09
  • Cコード C0034

出版社内容情報

クルマの知能化・IoT化やシェアリングサービスの急拡大などに翻弄される自動車産業の生き残りの条件を示す。2030年に、自動車産業は大きな変化を遂げているだろう。「モビリティー革命」の到来である。それは既に起こり始めている。

本書の前半では、モビリティー革命を引き起こす要因として、
(1)パワートレーンの多様化
(2)クルマの知能化・IoT化
(3)シェアリングサービスの台頭
──という三つを挙げる。その上でこれらの要因が、「現在の自動車産業をどのように変えていくのか」という点について詳しく分析する。

例えば、CO2排出量を現在の10分の1に抑えるには、2030年には新車販売台数の25%を、2050年には100%を電気自動車(EV)などの次世代車に置き換える必要があるという。そのためには2050年までに、合計で280兆円の投資が必要と試算する。

また、クルマの知能化・IoT化によって、3%の自動運転車が移動の30%を担うようになると分析。さらにシェアリングサービスの急拡大によって、2台に1台がシェアリングになると予想する。

本書の後半ではこれら三つの要因が自動車産業に与えるインパクトについて、数字を挙げながら考察する。「乗用車メーカーの利益が半減」「部品産業存亡の危機」「ディーラー数が7割減る」──など、そのシナリオは衝撃的である。

日本経済の根幹を支えてきた自動車産業は、こうしたモビリティー革命の激流に翻弄されるのではなく、“革命の指導者”となって今後の熾烈な競争を勝ち抜くことが求められる。本書の最後では自動車産業への提言として、生き残りに向けた具体策を示している。

【第1章】パワートレーンの多様化:280兆円の投資を伴う次世代車普及の意味
・ティッピングポイントの抑止に向けた本気の挑戦の始まり
・2050年にCO2排出量を90%削減、自動車メーカーも取り組みに本腰
・2050年には次世代車が100%?
・自動車移動そのものを減らす?
・押し寄せる新しい波:自動車産業は生き残れるか?

【第2章】クルマの知能化・IoT化:30%の移動を変える3%の自動運転車
・新技術の勃興
・2030年に3000兆円の価値を生み出す知能化、IoT化
・予測、学習、自律化により到来する「クルマの知能化社会」
・インパクトがより顕著な自動運転社会
・ディスラプターが主導するクルマ産業の破壊
・自動車メーカーが直面する価値喪失
・コトづくりシフトへの挑戦

【第3章】シェアリングサービスの台頭:2台に1台がシェアリングになる?
・「Uber」の衝撃
・シェアリングの普及要因、2?3割削減する移動コスト
・シェアリングの流れはここまで進む
・既存自動車ビジネスへの破壊的インパクト
・新興国発イノベーション普及の可能性
・顕在化しつつある抵抗勢力
・シェアリングエコノミーが進展した未来の自動車産業

【第4章】既存自動車産業への影響:40兆円の付加価値シフトが起こる
・新モビリティー社会の誕生
・限界費用“ゼロ”の破壊力
・社会課題解決手段としての新モビリティー
・産業バリューチェーンの破壊と創造
・自動車業界へのインパクトを試算

【第5章】乗用車メーカーへの影響:2030年に乗用車メーカーの利益は半減する?
・三つのドライバーによる驚愕のインパクト
・乗用車メーカーが生き残る道
・残されたもう一つの選択肢 ?モビリティー、ソリューション、プロバイダー化?
・モビリティー、ソリューション、プロバイダーが提供すべきサービス
・レコメンドの最大の敵はGoogleか?
・マネタイズへの挑戦
・次世代型ビジネスモデルへの移行シナリオ
・地域を軸に好循環サイクルを作れ

【第6章】商用車メーカーへの影響:トラック“ゼロ”時代の到来が意味するもの
・「はたらく」クルマの世界
・商用車業界のトレンド 今そこにある「危」「機」
・トラック“ゼロ”時代の到来
・勝ち残りの条件:トラック“ゼロ”の本質を捉える
・未来に備えよ:作り出せ ルールを変える、生業を変える
・商用車産業の行きつくところ クルマはもう“はたらかない”

【第7章】日系サプライヤーの生態系変化:「ケイレツ」崩壊と部品業界存亡の危機
・モビリティー革命による構成部品の変化
・部品業界の変化を促す自動車メーカーの競争環境変化
・サプライヤーが担う戦場の変化
・勝ち残るサプライヤーの目指す方向
・日系自動車産業にとっての最悪シナリオ
・系列依存からの脱却の必要性
・技術、リソース外部調達の必要性

【第8章】自動車販売とアフターチャネルへの影響:アフターサービス需要は3?4割減に
・顧客接点ゼロにどう立ち向かうか
・クルマもネット販売の時代に
・アフター領域で進むカーディーラー対ネットの競争
・顧客接点ゼロの将来
・書店で起こった店舗数7割減の衝撃
・自動運転+テレマティクスで修理、点検は40%減に
・将来社会における二つのビジネスモデル
・アフターチャネルの大変革に向けて

【第9章】保険業界への影響:150兆円に拡大する自動車保険産業
・テレマティクス保険がユーザーエクスペリエンスを変える
・自動運転の登場により縮小する従来型保険市場
・「所有と利用の分離」がもたらす機能分化
・テレマティクス保険の躍進
・押し寄せるFintechの波
・保険産業が牛耳る世界

【第10章】自動車産業への提言:自動車産業の転換が社会をさらに良くする
・これまでに論じてきた変化への外圧
・自動車ビジネスに求められる五つのパラダイムシフト
・求められるのは、緩やかな変化への構え
・自動車産業の転換により、社会はもっと良くなる

デロイト トーマツ コンサルティング[デロイト トーマツ コンサルティング]

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

30
ZEVとは、Zero Emission Vehicleらしい(19頁折れ線グラフより)。で、これが普及してCO2が普及するらしい(17頁折れ線グラフ)。専門用語の註は、冒頭か、脚注に書いておいてほしい。 AIの進化でディープラーニング(32頁)。 ライドシェアに移行するのは、1000㎞。保有のままは1万2000㎞という(60頁図4)。 未来デバイスビジネスは、生活者・社会、動く何か、コトづくり、利巧に稼ぐ、コラボレーション(213頁)から成る。 2017/11/14

ハッシー

15
★★★☆☆2017/11/16

tokkun1002

14
2016年。モビリティ社会。自動車産業が変わる。サプライヤー系列崩壊。確かに始まっていると思う。時期と程度をどう読むか。そして、どんな作戦をとるかが結果を決める。数年前、ガソリンが枯渇すると言われていた、今では数千年は問題ないことが分かっている。電気自動車は、航続距離と充電時間の解決に時間がかかり、まだ数年はセカンドカー止まりだろう。運転支援システムは普及しつつあるも完全自動運転には法の壁もあり当面無理だ。そんなことからこの本に過敏に反応するのは良くないと思う。2017/01/06

まさき|SNS採用に強いフリーランス

6
■2050年代には次世代が100%?/今後、中国やインドでのモータリゼーションを受け、CO2の排出量は現在の2.5倍になると想定される。それを受けると、2030年には4台に1台、2050年までにはすべての車両を次世代車にする必要がある ■ディスラプターが主導するクルマ産業の破壊/要素技術を提供するエキスパートは、大企業に限らずスタートアップ企業も一翼を担う。プラットフォーマーにとっての顧客は、自動車ドライバーだけではなく、移動ニーズを有するすべての人2020/04/06

Shu

6
モビリティ革命を起こす主要因として、「パワートレーンの多様化」「クルマの知能化・IoT化」「シェアリングサービスの台頭」を中心に話が進められていく。前半は、3つの主要因の解説があり、後半はそれを踏まえての業界への影響、最後に提言で締めくくられる。影響としては、自動車業界を取り巻く製造、保険、アフターサービスなどの各市場は構成比率が下がる。その分利用における既存市場への染み出し、例えば広告、エネルギー、公共交通、物流小売など、がありえる。日本の自動車業界はこれを好機と捉えて戦略を立てていく必要がある。2017/05/07

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