「イノベーション大国」次世代への布石―異次元の成長を遂げたシンガポールの未来戦略と日本の活路

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「イノベーション大国」次世代への布石―異次元の成長を遂げたシンガポールの未来戦略と日本の活路

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822236830
  • NDC分類 338.92
  • Cコード C0034

出版社内容情報

シンガポール進出しイノベーションを創出することによってASEANそして世界市場を狙う日本企業16社の挑戦をリポート
世界経済の成長センターとして注目を集めるASEAN(東南アジア諸国連合)。
2030年には米国、中国に次ぐ規模になるとみられるこの巨大市場を攻略しようと、
今、多くのグローバル企業がシンガポールに"前線基地"を構える。なぜ、シンガポールなのか。
世界で最もビジネスがしやすい国といわれるシンガポール。
資源に乏しく、国土は狭く、人口も560万人ほどの都市国家が世界有数の経済先進国になったのは、
1963年の建国以来の周到な産業戦略とその実践力にある。
21世紀に入ってからは「イノベーション大国」を自任し、自国を革新的な製品やサービスの実験場――
「レギュラトリー・サンドボックス(規制の砂場)」とすることで多くのビジネスを生み出し、急成長を遂げた。
日本の政策担当者は、新しい政策を先取りする"健全な危機感"、改革に対する真摯な姿勢を同国から学ぶべきだろう。
そして企業は、シンガポールが提供するイノベーションの実験場を大いに活用すべきだ。
本書は、シンガポールに進出し、イノベーションを創出することによって、ASEANそして世界市場を狙う日本企業16社の挑戦をリポートする。


はじめに

【第1章】 なぜ、世界企業はシンガポールを目指すのか
 世界企業がしのぎを削る先端ビジネスの発信地

【第2章】 「スマート国家」シンガポールと協業する日本企業
 対談 三井物産戦略研究所 代表取締役社長 山口 裕視 × 日経BP社 取締役 日経BP総合研究所 所長 酒井 綱一郎

【第3章】 シンガポール発・世界ビジネスに挑む日本企業16
 ◆PART1 新興都市の旺盛なインフラ需要を取り込む
  ・三菱重工業 最先端の都市交通インフラを世界に発信 ―シンガポール政府の“次の一手”に応える
  ・NEC 世界最高レベルの生体認証技術でシンガポールの安全・安心を守る ―「One」を生み出しグローバルに展開、新たなビジネスを創出
  ・パナソニック ファクトリーソリューションズ 最先端のFA技術を導入して農業ビジネスに挑戦 ―都市生活者に新鮮野菜を毎日届ける
  ・日立製作所 “社会イノベーション”の実験場でビジネスを鍛える ―省エネルギー、医療、フィンテックの最先端技術を実証
  ・三菱電機 建国以来のアキレス腱の一つ「水問題」を得意技術でサポート ―オゾン水洗浄式膜分離バイオリアクターで下水・排水浄化の実証実験進める

 ◆PART2 最先端のR&D拠点でイノベーションを創る
  ・中外製薬 バイオポリスに創薬の研究拠点 ―意思決定から開所までわずか半年、世界トップの知を集め抗体開発に挑む
  ・富士ゼロックス 世界3極の研究所が連携し、革新技術をスピーディーに事業化 ―アジアの多様な最適解を掘り起こす
  ・デンカ ライフサイエンスの研究開発で今一番ホットなシンガポール ―「バイオポリス」に研究拠点を開設し、熱帯感染症を研究
  ・コニカミノルタ 外からイノベーションを取り込み「新たな価値を創造」する ―異分野の人材を集めた「ビジネスイノベーションセンター」の新しい挑戦

 ◆PART3 ASEANの消費パワーをつかむ
  ・ポッカコーポレーション・シンガポール “多様なASEAN”に応じたビジネスモデルを展開 ―ローカルのマネジメントでブランド躍進
  ・コーエーテクモ 社員旅行がきっかけで「一目惚れ」、周到な準備を重ねて現地へ進出 ―世界から英知を集めて、若いインドや東南アジアの市場を取り込む
  ・キッコーマン 「日本の伝統の味」にこだわり 成長し続ける世界ブランド ―ASEAN市場開拓はこれからが本番

 ◆PART4 高付加価値なものづくりを究める
  ・シマノ 『和して厳しく』で世界に飛翔 ―シンガポールじゃ日本と並ぶ第2の頭脳、生産技術革新の要諦を担う
  ・昭和電工 磁気ディスク外販トップを維持 高品質な生産技術に磨きをかける ―「ハードディスクの集積地」で世界最高水準の製品を作る
  ・牧野フライス製作所 IoTに対応した無人化工場で将来の人手不足に備える ―シンガポールでお手本つくり、中国やインドへ展開していく
  ・セイコーインスツル SII初の海外研究開発拠点で高付加価値技術の確立目指す ―国境に近い地の利を生かし、ムーブメントの生産体制を実現

【エピローグ】 ともにアジアの発展に貢献したい 日本は“イノベーションの共創”の重要なパートナーシンガポール経済開発庁 ベー・スワンジン長官

データ/資料集

日経BP総合研究所[ニッケイビーピーソウゴウケンキュウジョ]

内容説明

シンガポールは「規制の砂場」。三菱重工業、NEC、パナソニック、日立製作所、三菱電機、中外製薬、富士ゼロックス、デンカ、コニカミノルタ、ポッカサッポロ、コーエーテクモ、キッコーマン、シマノ、昭和電工、牧野フライス製作所、セイコーインスツル。日本企業16社の試みを詳細リポート!

目次

第1章 なぜ、世界企業はシンガポールを目指すのか―世界企業がしのぎを削る先端ビジネスの発信地
第2章 「スマート国家」シンガポールと協業する日本企業
第3章 シンガポール発・世界ビジネスに挑む日本企業16(新興都市の旺盛なインフラ需要を取り込む;最先端のR&D拠点でイノベーションを創る;ASEANの消費パワーをつかむ;高付加価値なものづくりを究める)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

OMO

1
面白さ:○   興味:○   読みやすさ:○   新鮮さ:○   文学的云々:×2021/10/05

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