出版社内容情報
日経ビジネスオンラインPVナンバーワンコラム『早読み 深読み 朝鮮半島』発の最新第9弾。「朝鮮半島の2つの核」に備えよ
北朝鮮の強引な核開発に危機感を募らせる韓国。
米国が求め続けた「THAAD配備」をようやく受け入れたが、中国の強硬な反対が続く中、実現に至るか予断を許さない。
もはや「二股外交」の失敗が明らかとなった韓国は米中の狭間で孤立感を深める。
「北の核」が現実化する中、目論むのは「自前の核」だ。
目前の朝鮮半島に「2つの核」が生じようとする今、日本にはその覚悟と具体的な対応が求められている。
日経ビジネスオンラインPVナンバーワンコラム『早読み 深読み 朝鮮半島』発の最新第9弾。
風雲急のアジア情勢を読み切る、必読の一冊です。
【プロローグ】 二股外交の果てに国論分裂
【第1章】 地政学を忘れた韓国人
1 在韓米軍の経費を誰が支払うのか
「米国からの請求書」は日本に回せ
日韓独は100%支払え/GDP比では韓国は優等生/日本こそ「ただ乗り」だ/またも韓国・天動説/「言いつけ方式」は藪蛇に/契約違反の店子は「損切り」/舌先三寸で乗り切れる/日米同盟は片務条約
2 「歴史カード」を失う韓国
日本の「被害者なりすまし」を許すな
韓国は大損/つけ上がる日本/なりすましを許すオバマ/歴史カードを取り上げられた/「戦犯国家」はひれ伏せろ/嫉妬と事大主義/広島訪問は手土産/ウィキリークスの暴露/「真珠湾」とは交換しない/中国共産党を喜ばせるな/苦笑する「日本の右翼」
3 中国に立ち向かう気骨はあるのか
昔は「弱さ」を恥じる韓国人もいた
いつもの独り相撲/「下」の日本には何をしてもいい/「感情をぐっと抑えて」/「被害者コスプレ」と罵倒する韓国/ぺらぺらと謝らない日本人/朝貢の歴史が気骨を奪う/日本人に気概はあるのか
4 大人になったはずなのに…
韓国は「尊敬される国」になるのか
昔はエースが東京特派員に/亡国の100年前が再現/韓国人も平和ボケ/日米同盟強化に危機感/いまだに「二股」の朝鮮日報/韓国人の精神を堕落させる/弱さを売りにするのはやめろ/得意技は捨てられない
【第2章】 独り相撲でますます「離米」
1 「韓国外し」が始まったというのに
「米国から免罪符を貰った日本」に憤る
たった150メートルなのに/安倍が「コスプレ」に活用/音無しの朝鮮日報/一犬.虚に吠ゆれば/日経も朝日も/米韓同盟はいつまで持つのか
2 妄想報道の果てに
「コリアン・ロジック」で逆恨み
謝罪はオバマでなく安倍に求めよ/日本になら何をしてもいい/米国の「うんざり」が「嫌韓」に/たった1行も書いてないのに/オバマは日本ばかり可愛がる/米国に八つ当たり/ますます現実と遊離
3 サンチョ・パンサもいるけれど
ドン・キホーテは『進撃の巨人』の夢を見るか
風車に突撃する韓国人/トランプに反応「核武装を」/「日米同盟」も攻撃/左右が声を1つに/1等国民と2等国民/全体主義の誘惑/泣き叫ぶ韓国の被害者/韓国の“荒川”河口に中国漁船/「進撃の巨人」は見ない
4 植民地支配を謝る国はない
「塩野七生」は韓国の公敵になった
国の品位の差/「朝日」に怒るハンギョレ/オバマに日本を叱ってもらう/新たな対日攻撃カード/飼い犬に手を噛まれた
5 オバマに「帝国主義批判」を要求
「米国の尾」を踏みつけた韓国
「半島出身の人々」/中国が持ち出す「ハワイ併合」/米帝が南北を分断/米国こそ帝国主義の親分/一度、謝罪を引き出したら/友達の少ない国は…
【第3章】 蔓延する「恐中病」
1 米国に怒られてもTHAADは拒否しよう
ついに国論分裂が始まった国論分裂の引き金/中国を信用できるか/米中双方が怒り出す/5割弱が中国派/「THAAD」と「南シナ海」を取引/「Koexit」が始まる/中国恐怖症の韓国人/韓国でも激突する米中
2 THAAD配備巡り米中代理戦争
「中国陣営入り」寸前で踏みとどまった
政権内でせめぎ合う/外交部と国防部が抗争/次期政権がひっくり返す?/「ズボンが破れた」と弁解/米中対立に巻き込まれるな/揶揄された中央日報/5つの対韓制裁/朴槿恵に指導力はあるか
3 「中国に怯むな」と叫びながら怯む韓国人
韓国は「唐と戦った新羅」になれるのか
揺れるTHAAD賛成派/中国に哀願/わらにもすがる思い/「親中色」深める中央日報/臆病者の内紛/米中冷戦は30年続く/みじめな日本も屈しなかった/卑怯な姿晒す韓国/ベトナムも中国を撃退した/朴槿恵は文武王になれるか
4 「南シナ海」でオバマの警告を無視した朴槿恵
「THAAD」を逆手に取る中国、韓国を金縛りに
結局は中国の属国に戻る/「中立」で中国のご機嫌取り/47%が「中国が最重要」/「弱腰」は日本のせいだ/「離米従中」がしやすくなった/「政治家への制裁」が威力
5 「米中板挟み」で国論分裂、保守からも中立論
習近平の「シカト」に朴槿恵は耐えられるか
朴槿恵も中国入国禁止?/「安倍以下」の存在に/人民日報がタブーを破った/日本は化外の民/次の大統領は中国が決める?/平和を守る中国人/笑いをこらえる日本/同盟破棄で分裂を回避/「中立」を担保する自前の核
【第4章】 「南の核」も孤独が生む
1 北朝鮮の後を追い、報復能力を着々と整備
韓国が目論む「2020年の核武装宣言」
潜水艦から弾道ミサイルを撃つ/3000トン級を9隻体制に/命中精度が低くても…/SLBMはロシアから導入/核弾頭は2年あればできる/「核シェアリング」も期待/習近平が朴槿恵から取った言質/日本を盾に核武装
2 孤独を癒すにも最終兵器が要る
二股外交の失敗が加速する「韓国の核」
孤立無援の韓国/大統領の傲慢/恥知らずの中央日報/「反米」と「恐中」の共闘/米国に捨てられ、中国に隷属/青瓦台は無知なのか/国論分裂を防げ/核さえ持てばすべて解決/もう、大国の命令は聞かない
3 密かに進む韓国の核武装計画
「原子力潜水艦も持とう」
2年で核を持てる/潜水艦で日中に対抗/原潜を持ってこそ核武装国/「南シナ海」を隠れ蓑/核武装を勧める米国/米韓同盟を打ち切れ/父親も核開発に邁進
4 「日韓併合」をバネに核武装
日本を「一撃」できる国になりたい
北の核武装は秒読み/東京を守るためにロスを犠牲?/「一撃」は滅亡のキーワード/ルーズベルトにも見捨てられた/日本に吸収された方がいい/「千年の無礼」が復活/フィリピンの失敗/四面楚歌と核
5 親米派も「もう、米国の脅しは聞かない」
核武装して奴隷根性を捨てよう
北東アジアに恐怖の均衡/核武装に向け国民大会/もう、米国の言いなりにはならない/中国への過剰な期待/またしても事大主義/核開発に向け着々/歴史への罪/日本は許されたのに/軍と保守勢力がタッグ
【エピローグ】 党争激化でアジアの迷子に
◎オリジナル年表 「朝鮮半島を巡る各国の動き」
鈴置 高史[スズオキ タカブミ]
内容説明
「半島の核」に備えよ。「北の暴走」「THAADの迷走」…米・中・ロ・日の狭間に生じる「危険な火種」にどう対するか。
目次
プロローグ 二股外交の果てに国論分裂
第1章 地政学を忘れた韓国人
第2章 独り相撲でますます「離米」
第3章 蔓延する「恐中病」
第4章 「南の核」も孤独が生む
エピローグ 党争激化でアジアの迷子に
著者等紹介
鈴置高史[スズオキタカブミ]
日本経済新聞社編集委員。1954年、愛知県生まれ。早稲田大学政経学部卒。77年、日本経済新聞社に入社、産業部に配属。大阪経済部、東大阪分室を経てソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)。04年から05年まで経済解説部長。95~96年にハーバード大学日米関係プログラム研究員、06年にイースト・ウエスト・センター(ハワイ)ジェファーソン・プログラム・フェロー。「中国の工場現場を歩き中国経済のぼっ興を描いた」として02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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HANA
ケイ
Fumi Kawahara
in medio tutissimus ibis.
ゆきまさくん