出版社内容情報
「いい靴下は噛めばわかる!」
靴下専門店の全国チェーン「靴下屋」を一代で築いた、タビオ創業者の人生訓。
「一生一事一貫(いっしょう・いちじ・いっかん)」という言葉があります。
一生を通じて、一つのことを貫き通すという意味です。
タビオ株式会社の創業者である越智直正氏は、15歳のとき大阪の靴下問屋で丁稚奉公を始めました。
靴下問屋に入ったのは"たまたま"だったのですが、奉公先の大将の「音楽家や絵描きが自分の思いを形にしたら楽譜や絵になる。
靴下には靴下屋の心や精神が表れるんや。靴下だと思うな、自分自身やと思え」という言葉がきっかけとなり、いつしか靴下づくりにのめり込んでいきました。
それからは、寝ても覚めても靴下。周囲からはよく「会長は靴下のことになると人格が変わってしまう。度が過ぎる、変や、奇天烈や。
まるで靴下を作るサイボーグや」と言われるそうです。まさに、「靴下バカ一代」。
あくまでメード・イン・ジャパンにこだわり、生涯最高の靴下を作るべく、越智氏は76歳の現在も靴下づくりに並々ならぬ執念を燃やしています。
本書は、そんな越智氏が商品に注ぐ尋常ならざる熱情を語りながら、経営の王道を説く1冊です。
第一部丁稚時代超人誕生編
■その一
人生の主人公は自分。自分を一番だますのは自分
■その二
頭、目、耳、鼻、口、手、足。
人間の機能は使う順番に並んでいる
■その三
下問を恥じるな。
知っていれば、赤子にでも教えてもら
■その四
万事、まず頭を使え、次に体を使え。
銭は切り札だ。銭さえ出せば、誰でもできる
■その五
一生懸命に頑張っていれば、仕事があなたを守ってくれる
■その六
素直に生きる
第二部 創業時代 昭和豪傑編
■その七
すべてを「五事」に照らす
■その八
伸び縮みしないものさしを持て
■その九
道具は使わなければ意味がない
■その一〇
身の上に起きるすべてのことは己の心がつくる
■その十一
自分が打たれることを考えない剣道はない
■その十二
約束は絶対に守れ
■その十三
原因の解決なしに、結果の改善はない
■その十四
覇道ではなく、王道を歩め
■その十五
貧乏人は金持ちを相手にせえ
金持ちは貧乏人を相手にせえ
■その十六
名前に恥じない仕事をする
■その十七
短所一つに対して
長所は二つ与えられる
〈解説1〉世界でも珍しい靴下専業メーカー
第三部 黄金時代 悲願達成編
■その十八
良いことを寝ても覚めても思い続ける
■その十九
何を見聞きしても自分の商売に結び付く。これがプロ初級の登竜門だ
■その二○
バットを研究してもホームランは打てない
■その二十一
仲間の利益をまず優先せよ
■その二十二
運命共同体ではなく、理念共有体
■その二十三
わずかな差の積み重ねが大きな差を生む
〈解説2〉人的ネットワークこそがタビオ最大の強み
第四部 承継時代 無限激闘編
■その二十四
代々が初代 わしのまねはすな
■その二十五
バカな大将は敵より怖い
■その二十六
方程式より加減乗除
■その二十七
経営とは経(人生の奥義)を営むこと
■その二十八
社員には抱きつけ
■その二十九
太陽と月が合体したくらい目がくらむほど明るいのが明日
■その三○
全力で生きましょうや
〈特別インタビュー〉越智勝寛社長
息子から父へ最初で最後のラブレター
「創業者の夢をかなえるのが使命
僕が花道をつくる」
内容説明
靴下専門店の全国チェーン「靴下屋」を一代で築いた、タビオ創業者の人生訓。15歳で丁稚奉公を始めてから60年、国産靴下に懸ける熱情を語り、経営の王道を説く。
目次
第1部 丁稚時代 超人誕生編(人生の主人公は自分。自分を一番だますのは自分;頭、目、耳、鼻、口、手、足。人間の機能は使う順番に並んでいる ほか)
第2部 創業時代 昭和豪傑編(すべてを「五事」に照らす;伸び縮みしないものさしを持て ほか)
第3部 黄金時代 悲願達成編(良いことを寝ても覚めても思い続ける;何を見聞きしても自分の商売に結び付く。これがプロ初級の登竜門だ ほか)
第4部 承継時代 無限激闘編(代々が初代 わしのまねはすな;バカな大将は敵より怖い ほか)
特別インタビュー 越智勝寛社長―息子から父へ最初で最後のラブレター「創業者の夢をかなえるのが使命僕が花道をつくる」
著者等紹介
越智直正[オチナオマサ]
1939年愛媛県生まれ。中学卒業後、大阪の靴下問屋に丁稚奉公。68年に独立し、ダンソックス(現タビオ)を創業。靴下の卸売りを始める。82年に小売りに進出。84年に「靴下屋」1号店をオープンすると同時にフランチャイズチェーン展開を開始。92年協力工場を束ね、協同組合靴下屋共栄会を設立。バブル崩壊以後、同業他社が次々と中国へ生産拠点を移す中、メード・イン・ジャパンにこだわり、その品質の高さと独自の生産・販売管理システムで、タビオを靴下のトップブランドに育て上げる。08年から会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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tapioka
Yuri Mabe
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
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