内容説明
自動車のパワートレーンはモーターや電池による電動化が進む。そのとき、自動車メーカーを中心とした産業構造はどう変わるのか。自動車を取り巻く電機・電子、素材、エネルギー、通信産業への影響は。電気自動車の時代に向かって、これらの企業が採るべき戦略の要諦を詳説。
目次
第1章 電気自動車に向かう潮流
第2章 自動車産業の戦略はどう変わるか
第3章 自動車部品産業の戦略はどう変わるか
第4章 ハイテク産業の戦略はどう変わるか
第5章 素材産業の戦略はどう変わるか
第6章 エネルギー産業の戦略はどう変わるか
第7章 通信産業の戦略はどう変わるか
第8章 電気自動車社会の実現に向けて
著者等紹介
川原英司[カワハラエイジ]
東京大学経済学部卒。日産自動車、三菱総合研究所(経営開発部自動車産業研究室長)を経て、1998年A.T.カーニーに参画。その後、2007年より現職で、自動車チームのリーダー。自動車、素材、電機・電子メーカーを主な顧客企業とし、各種戦略立案サポートや、戦略的提携・M&Aサポートなど、数多くの経営コンサルティングプロジェクトを手がける。東京国際自動車会議でのモデレーター、日本自動車部品工業会での講演講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ドリアン・グレイ
1
十年近く前の本だがまだ通じる内容もあるようだ.2018/01/09
とんぽー
1
家電化する自動車。自動車業界全体の地殻変動が起きているが本当の変化はこれからだ。中国西部の農村地域でもモーターと車体を組み立てて自動車会社が作れてしまう時代。日本の自動車産業は大手メーカーとピラミッド型の部品メーカーのみならず販売店・整備会社など多岐にわたっている。我がクライアントの自動車整備士養成校もこの変化をチャンスとすべく対応していくだろう。2012/03/29
クスモク
0
自動車メーカーだけではなく、素材、エネルギー、通信といった業界にも触れられているところが良い点だと思います。改めて、自動車を取り巻く環境が大きく変わるんだなと感じました。2009/11/18