内容説明
日本では2000年に連結決算制度が導入されました。上場企業を中心に、連結決算は当たり前となりましたが、「連結経営」が実現できている企業はそう多くないのが現実です。単体経営、単体決算が先にあり、連結は結果の集積でしかありません。あくまで、連結は後工程の特別な作業であるのが実態であり、これでは真の連結経営とはいえません。本書は、会計の世界で起きている変革がビジネスにもたらす影響と、今後の経理・財務部門が進むべき方向・課題を解説します。世界のCFO(最高財務責任者)に対する調査やIBMのコンサルティングの現場からの実例を交えて、連結経営のあるべき姿を描いていきます。
目次
第1章 経営の中枢としての会計情報
第2章 会計を取り巻く環境の激変と経理・財務部門への変革要請
第3章 経理・財務部門変革を支える基盤の構築
第4章 これからの会計情報システム
第5章 真の連結経営へ向けて―収益性管理のための仕組みの構築
第6章 新たなる取り組み―コンプライアンスを超えたリスク・マネジメント
著者等紹介
渡邊達雄[ワタナベタツオ]
IBMビジネスコンサルティングサービス株式会社執行役員。パートナー。1989年大学卒業後、国内大手監査法人系コンサルティング会社を経て、96年プライスウォーターハウスコンサルタント(現IBMビジネスコンサルティングサービス)入社。98年医薬産業事業部マネージャー、99年フィナンシャルマネジメントソリューションシニアマネージャー、2002年フィナンシャルマネジメントソリューション日本担当パートナー。02年IBMとの統合により、IBMビジネスコンサルティングサービスとなり、フィナンシャル・マネジメントソリューション・フィナンシャルストラテジーアジアパシフィックパートナー、04年日本IBMへ出向しBTO事業ソリューション担当パートナー、07年1月より現職。経理財務部門のプロセス変革、ERPの導入、経営管理に関するコンサルティング実績多数。『ダイヤモンド・ハーバードビジネスレビュー』『日経ビジネス』『旬刊経理情報』等への寄稿、その他「日経ビジネススクール」講師等、セミナー講演多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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