内容説明
牙を剥くグローバル競争の脅威。富士通、NEC、日立はどう立ち向かうのか。次のIT産業を創出するためのカギがこの一冊に。
目次
第1章 苦悩するIT産業―避けられぬ事業構造の転換
第2章 低下するユーザー企業のIT活用力―IT活用後進国への道
第3章 次の一手に悩む日本の大手ITベンダー―富士通、NEC、日立が模索するグローバル化とサービス化
第4章 真の実力が問われるITサービス会社―M&Aの嵐が吹く
第5章 ITユーティリティ時代の到来―IT業界が目指す究極のビジョン
第6章 中堅・中小ベンダー主導で進むASP/SaaS―専用プラットフォームが市場拡大を加速する
第7章 変わり始めたユーザー企業―CIOの新たな役割を見つけ出す
第8章 新しいIT産業の創出に向けて―技術力の底上げと高度技術者の育成が急務
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
茶幸才斎
1
IT産業はハードウェアの収益低迷と不採算プロジェクトの増加で経営体力が落ちている。ユーザー企業では情報部門から自社システムに関するノウハウが失われ、ITは単にコストとしか認識されていない。そんな中、今後のITサービスの方向性としてはASPやSaaS(などのいわゆるクラウド)である、という本。戦略的IT投資と言われてもハードルが高い。うちの会社の場合、まずは社内業務の可視化・標準化から始めるITガバナンスの確立が課題だろう。それだって大きな話で、社の基幹システム更新などのタイミングでしか実行できないと思う。2011/10/16
oreyuni
0
第1章と第2章は面白かった。その後はいまいち。内容がつながっていない感じがしました。当時に読んでいれば面白かったかも。今はクラウドですもんね。2010/02/15
K
0
よく耳にする、日本のIT産業の問題点を企業へのヒアリング等を通じてまとめた本。実際に危機意識を持っている方々の意見が入っているのは評価できるが、それだけで終わっているのが残念。2009/03/25
muko1610
0
★★2008/08/08
やご
0
著者のウェブサイトや雑誌での連載記事をまとめたもので、内容は題のとおり。 (続く)→ https://gok.0j0.jp/nissi/0238.htm2008/04/30
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- 和書
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