出版社内容情報
《内容》 薬剤師が患者に服薬指導をする上で、患者の訴えから何を考え、どう行動すべきかを示した服薬指導の実践書。
薬効群ごとに、薬剤についての情報を記載する欄と、患者の訴えからすべき対応策を記載した「服薬マネジメント」欄がある。 薬剤についての情報欄には、薬剤ごとに特に注意すべき副作用、薬剤の作用、その薬剤が使われる疾患についての情報などを盛り込んでいる。服薬マネジメント欄では、薬剤が患者に有効かどうかを検討するための内容と、薬剤によって副作用が生じていないかを検討するための内容にわかれる。SOAPの実践書ともいえる。(上巻に掲載の薬効群は循環器系の薬剤/消化器系の薬剤/呼吸器系の薬剤 など)。同時発行の下巻もあり。
《目次》
総 論
患者対応と薬歴記載の基本的心構え
循環器系の薬剤
Ca拮抗薬
ACE阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬
β遮断薬
利尿薬
ループ利尿薬
サイアザイド系利尿薬・類似薬
炭酸脱水酵素阻害薬
カリウム保持性利尿薬
α遮断薬
その他の降圧薬
高脂血症薬
スタチン系薬剤
フィブラート系薬剤
ニコチン酸系薬剤
プロブコール
陰イオン交換樹脂
ω3脂肪酸
強心薬
ジギタリス製剤
カテコラミン製剤
その他の薬剤
硝酸薬
抗不整脈薬
I群(Naチャネル遮断作用を持つもの)、II群(β遮断薬)
III群(Kチャネル遮断作用を持つもの)
IV群(Ca拮抗薬)
抗凝血薬
昇圧薬
消化器系の薬剤
下剤
止痢薬
過敏性腸症候群治療薬
消化性潰瘍治療薬
胃酸中和薬
H2受容体拮抗薬
抗ペプシン薬
プロトンポンプ阻害薬
胃粘膜防御因子強化薬
胃粘膜保護薬
プロスタグランジン製剤
ベンズアミド系薬剤
健胃・消化薬
消化管運動調整薬
ドパミンD2受容体遮断薬
5-HT4(セロトニン4)受容体刺激薬
オピオイド受容体作動薬
制吐薬(5-HT3[セロトニン3]受容体拮抗薬)
肝疾患治療薬
利胆薬、胆石溶解薬
呼吸器系の薬剤
喘息治療薬
キサンチン誘導体
β受容体刺激薬
アレルギー治療薬
吸入薬 副腎皮質ホルモン製剤(ステロイド薬)
吸入薬 抗アセチルコリン薬
吸入薬 β受容体刺激薬
鎮咳薬
中枢性麻薬性鎮咳薬
中枢性非麻薬性鎮咳薬
去痰薬
病原微生物に対する薬剤
セフェム系抗生物質
ペニシリン系抗生物質
ペネム系抗生物質
マクロライド系抗生物質
14員環
15員環
16員環
リンコマイシン系抗生物質
テトラサイクリン系抗生物質
その他の抗生物質(ホスホマイシン)
キノロン系抗菌薬
オールドキノロン
ニューキノロン
抗結核薬
リファンピシン
イソニアジド
塩酸エタンブトール
ピラジナミド
パラアミノサリチル酸カルシウム
サイクロセリン
サルファ剤
その他の抗生物質(アミノグリコシド系薬剤)
抗真菌薬
ポリエンマクロライド系
トリアゾール系
アリルアミン系
その他の抗真菌薬
抗ウイルス薬
抗ヘルペスウイルス薬
抗サイトメガロウイルス薬
抗A型インフルエンザウイルス薬
抗インフルエンザウイルス薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)
薬剤名索引
“十文字プラス”略語一覧
内容説明
患者との対話を充実させ、薬剤師としての使命を果たすために。副作用を患者にどのように伝え、何を聞き出すかの気付きのために。副作用情報を漢字一文字やカナ、英字で表記する。本書は、それを基本にすえ、患者との対話から得た情報の評価、考え方に焦点をあて、実務経験者ならではの視点で書かれた書である。
目次
総論(患者対応と薬歴記載の基本的心構え)
循環器系の薬剤(Ca拮抗薬;ACE阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬 ほか)
消化器系の薬剤(下剤;止痢薬 ほか)
呼吸器系の薬剤(喘息治療薬;鎮咳薬 ほか)
病原微生物に対する薬剤(セフェム系抗生物質;ペニシリン系抗生物質 ほか)