内容説明
要求漏れのメカニズムを解明。要求定義のプロセスと成果物を徹底解説。ケーススタディーに基づく実践的な勘所。すぐに使えるドキュメントのサンプル満載。システム別プロセス・マップを収録。
目次
序章 問題提起(要求定義の担当者はプロ集団ではない)
第1章 要求定義を学び直す(良い要求定義とはどんなものか;良い要求定義を阻むものは何か ほか)
第2章 要求定義の手順を知る―基幹系システム編(戦略と目的を確立する;スコープを設定する ほか)
第3章 要求定義の手順を知る―情報系システム編(戦略と目的を確立する;スコープを設定する ほか)
第4章 要求定義のトラブル・シューティング(思い通りに進まない原因を潰す;トラブルシューティング一覧)
著者等紹介
木村哲[キムラテツ]
1980年にソフトウェアエージーオブファーイースト社(現ビーコンIT社)に入社し、IT業界入りする。最前線の営業担当として、受託開発のSEとして、パッケージソフトウエア事業の責任者として、そして上流工程を担うコンサルタントとしての四つの経歴を持つ。現在、フリーのコンサルタントとしてプロジェクトの現場を指揮するかたわら、研修講師としてエンジニアの育成にも力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kuma-kichi
1
著者の言うとおり、要求定義に関しての本は少ない。 それは、おそらく、ドメインによって要求定義の「お作法」が違うからなんだろうが、その中で、この本は参考になる。 細かなところ、というより、大きなフレームとしてとらえればよいのではないか。2018/02/13
しのはら(か)
0
ソフトウェア開発に限らず、応用範囲の広いビジネス書としても重宝。「漏れが生まれる原因9項目」や「「ユーザーニーズ10法則」など「ユーザー」を「仕事の依頼者」としても違和感なし。要求定義段階での遅延の判明は最も幸福なケースというのに納得。「間違いだらけの設計レビュー」と合わせてマスターしたい。★★★★2014/08/01