企業に広がる都市の木づかい―都市と森、地域の経済をつなぐ50事例

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  • サイズ A4判/ページ数 103p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784822200442
  • NDC分類 524.21
  • Cコード C3052

出版社内容情報

オフィス、店舗などの内外装、家具、躯体に、国内の木材・木質系材料を採用した事例を紹介し、同様の手法の普及を図るためのガイド本

地方創生に寄与するオフィス、店舗、まちづくり分野における最新事例を豊富な写真で紹介!

地域が身近に有する資源をいかに有効に活用するか。いま、国士の保全に加えて、地域の資源を有効に活用することが、地域の創生にとって極めて重要なテーマになっています。
特に森林は国土の面積の約7割を占める資源であり、今や、戦後の人工造林の成果として、その人工林の木材の多くが、商品化されてマーケットに送り出せる最適な時期を迎えています。

国産材の利用拡大に向け、国は2005年から「木づかい運動」に取り組んでいます。これまで、地域の活性化を図り、地球温暖化防止のため、二酸化炭素(C02)を吸収・固定し、排出量削減に寄与する取り組みとして進めてきました。
一方、建築基準法における性能規定化によって、2000年代からは中高層建築物における木材利用の道が開かれて技術開発が進展するとともに、公共建築物等木材利用促進法の制定などによって、公共施設における木造化や木質化が定着してきています。
さらに、「林業の成長産業化」に軸足を置きながら、大消費地の都市部においても民間企業による国産材を用いた木造化・木質化の取り組みが進みつつあります。
現在、経済界が中心となって、「森林復活・地域創生を推進する国民会議」が発足し、活発に活動を進めているのも、その代表的な表れです。

本書は、木づかい運動を積極的に後押しするために、主にオフィスや商業施設など、民間における斬新で先導的なプロジェクトを取り上げ、国産材を利用した木質空間が従業員や顧客に生み出す様々な価値を紹介しました。
さらに、企業の経営者や設計者をはじめとした関係者が、国産材利用のイメージを膨らませ、具体的な検討の参考となるように、民間の最新事例とともに、公共施設やまちづくりに関わるコミュニティ施設などの事例も紹介しています。

【事例】
 京都銀行/三井物産/ブリヂストン/三菱地所/アスクル/JR九州/オンワードホールディングス/
 スマイルズ/スターバックス コーヒー ジャパン/藤田観光/ほか

【主な内容】
●オフィスの木づかい
●商業施設の木づかい
●コミュニティ施設の木づかい
【解説】都市と森をつなぐ「木づかい」の動向と知識

都市と森、地域をつなぐために企業が取り組む「木づかい」のススメ
巻頭ビジュアル
事例の見方

OFFICE オフィスの木づかい

もてなすオフィス[接客・共用]
 京都銀行吹田支店
 三井不動産
 セントラルユニmashup studio
 三井物産本社
 北見信用金庫紋別支店

潤すオフィス[執務・福利厚生]
 フリヂストン本社食堂
 高輪フォーラム・高輪ハウス(三菱地所)
 アカツキ東京本社第2期フロア
 内田洋行本社/北海道支店
 アスクル本社ASKUL live market center
 四万+町庁舎

豊かな都市の森[外装・内装]
 日本圧着端子製造株式会社
 木材会館(東京木材問屋協同組合)
 大阪木材仲買会館(大阪木材仲買協同組合)
 第15長谷ビル
 ウッドスクエア(ポラテック)
 静岡ガス本社ビル


COMMERCIAL 商業施設の木づかい

Interview 01 設計者に聞く隈研吾氏(建築家、東京大学教綬)
 高まる建て主の憲議国産材で社会貢献を

誘いの商空間[物販]
 SunnyHills at Minami-Aoyama
 東京ソラマチイーストヤード4階「ジャパンスーベニア」(東武鉄道)
 オンワード・リユースパーク
 コンビニエンスストア(ファミリーマート、ミニストップ)
 LUSH岡山一番街店
 サウスウッド(横浜都市みらい)

憩いの商空間[飲食・医療]
 100本のスプーンあざみ野ガーデンズ店
 スープストックトーキョールミネ新宿店ほか(スマイルズ)
 スターバックスコーヒ一太宰府天満宮表参道店
 はとばキッチン(鈴与)
 居酒屋わったい菜(アイシーコム)
 野菜倶楽部 oto no ha Cafe (音羽建物)
 藤田歯科医院

迎える商空間[宿泊・観光]
 セトレマリーナびわ湖(セイレイ興産)
 箱根山テラス
 神門通りおもてなしステーション(出雲市)
 広島ワシントンホテル(藤田観光)
 こうち旅ひろば(高知県)


COMMUNITY コミュニティ施設の木づかい

Interview 02 事業者に聞く前川聡幸氏(九州旅客鉄道 鉄道事業本部施設 部長)
 企業の発展は地織の元気あればこそ

地域のターミナル[交通]
 JR九州 日向市駅
 JR北海道 旭川駅
 函館空港 Hako Dake HaLL / Hako Dake Hirob
 土佐くろしお鉄道 中村駅
 秋田空港ターミナルビル

コミュニティの象徴[地域]
 あきゅらいず美養品「森の楽校」「森の食堂」
 東京おもちゃ美術館「赤ちゃん木育ひろば」(日本グッド・トイ委員会)
 オガールプラザ
 鶴ヶ島太陽光発電所 環境教育施設「eコラポつるがしま」(養命酒製造)
 東部地域振興ふれあい拠点施設「ふれあいキューブ」(埼玉県・春日部市)


【解説】都市と森をつなぐ「木づかい」の動向と知識

 1 国産材利用の多彩な効用
 2 国産材利用の推進の機運
 3 建物の「木質化」の広がり
 4 建物の「木造化」の広がり
 5 自治体による国産材利用の支援
 「林業復活・地域創生を推進する国民会議」の活動

内容説明

地方創生に寄与するオフィス、店舗、まちづくり分野における最新事例を豊富な写真で紹介!

目次

オフィスの木づかい(もてなすオフィス―接客・共用;潤すオフィス―執務・福利厚生;豊かな都市の森―外装・内装)
商業施設の木づかい(誘いの商空間―物販;憩いの商空間―飲食・医療;迎える商空間―宿泊・観光)
コミュニティ施設の木づかい(地域のターミナル―交通;コミュニティの象徴―地域)
解説 都市と森をつなぐ「木づかい」の動向と知識(国産材利用の多彩な効用;国産材利用の推進の機運;建物の「木質化」の広がり;建物の「木造化」の広がり;自治体による国産材利用の支援)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

桃の種

3
企業や行政が木を取り入れた建築物を紹介。建築物の木質化かつ国産材を使うことは二酸化炭素排出を抑えることとなり、積極的に利用される事が望まれる。現在は不燃や強度の高い材が開発されているので建築物への用途も広がっている。2020/01/11

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