出版社内容情報
前代未聞の薬局バッシングの中、次世代の薬局・薬剤師に課せられた使命とは。カッコいい薬剤師が自らの軌跡を踏まえて提言する。
薬剤師、薬局経営者として歩んできた著者が、若手薬剤師に向け
薬剤師の心構えや薬局経営のノウハウ、これからの薬局像などについて語る。
49才で急逝した著者が遺した、未来を担う薬剤師たちへのエール。
「薬剤師には修行が必要」「儲けたいなら薬局なんてやめた方がいい」――。
『日経ドラッグインフォメーション』で足掛け10年にわたりコラムを執筆してきた"カッコいい薬剤師"こと近藤剛弘氏。
癌のため2015年9月末に49歳で急逝した近藤氏が、薬剤師、薬局経営者として歩んできた自らの道のりを振り返りつつ、師に学んだ薬剤師としての信念や、数々の困難をどのように乗り越えてきたかを明かします。
近藤氏が匿名で執筆してきた人気コラム「カッコいい薬剤師」「薬剤師道一直線」シリーズの中から、厳選した10本を「カッコいい薬剤師の心得十カ条」として紹介。さらにカッコいい薬剤師のコミュニケーションやプロフェッショナリズムを説いた約40本のコラムを、漫画とともに再録しました。現役の薬剤師はもちろんのこと、これから薬剤師を目指す薬学生にも参考になる1冊です。
【主な内容】
第一章 「二代目が薬局を滅ぼす」ワケ
第二章 カッコいい薬剤師ができるまで
第三章 「カッコいい薬局」の作り方
第四章 カッコいい薬剤師と東日本大震災 ~『ドキュメント東日本大震災 そのとき薬剤師は医療チームの要になった』(日経BP社、2011)より再録~
第五章 カッコいい薬剤師の心得十カ条
第六章 特選「カッコいい薬剤師」
第一章 「二代目が薬局を滅ぼす」のワケ
薬局は、大手チェーンと二代目薬局だけになっていくでしょう
大手チェーンの医療サービスには限界があります
なぜ今、二代目がダメなのか
一代目とは違った新たな時代の薬局作りが必要です
厳しさと期待、正しく危機感を持つことが大切です
薬局数を競い合うのはもうやめよう
点数よりも地域に“ウケる”ことに敏感になるべきです
経営者に限らず全薬剤師が薬局変革を担う「二代目」
第二章 カッコいい薬剤師ができるまで
薬剤師には修行が必要です
儲けたいなら薬局なんてやらない方がいい
1人として不幸な人を作らないのが薬剤師です
薬局は生活者の味方であるべきです
薬剤師という職業は国民のためにあります
国民のために何ができるかを考える必要があります
第三章 「カッコいい薬局」の作り方
他薬局ができないことに対応したいと考えました
立地によって薬局に求められる機能は異なります
薬局は専門性を生かした物販をすべきです
本当の地域密着型薬局を目指して
二代目には理想の形に近付けていく使命と責任があります
第四章 カッコいい薬剤師と東日本大震災
合言葉は「薬剤師法第一条のもとに」
第五章 カッコいい薬剤師の心得十カ条
第六章 特選「カッコいい薬剤師」
寄稿 「どこを切っても薬剤師」親友・近藤剛弘という男
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rebeccamycin
Tomoe Shimoya Sato