内容説明
『新潟県の運搬具』『新潟県の民家』に続く、そのしめくくりの一冊。民具学総論に関わる項目から、鍛冶についての論及、稲藁が生活用具を編む素材として多様に活用されてきた具体例や、田下駄とカンジキ類、さらには、新潟県内の四か所における民具調査の成果が記録されている。
目次
第1部 民具の見方(地方史と日本技術史との関連;わが国の民具の技術的研究 ほか)
第2部 鍛冶考(鍛冶考;続鍛冶考)
第3部 風土と民具(ワラの文化;はきもの)
第4部 地域の民具とその周辺(福島潟の民具;角田浜の漁具 ほか)