感想・レビュー
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はしめ
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余は伊勢の国に住まうものなり。西に、鈴鹿の山並みありて、冬は雪雲山を越えて吹き込むなり。よって雪の多くは国境、山並みの向こう近江の国に降りにけり。時折美濃関ヶ原を回りきて、降ることもあり。牧之翁は越後魚沼のひとなり。天保、文化文政のころのことなり。彼の国の雪にまつわる、えとせとら、いと楽しめけり。遥かに距離と、時間を隔てければなおのこと、その風俗習慣の差異に驚かしむること限り無し。てなもんだ。2025/06/29
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