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目次
夏目金之助(漱石)の岡山逗留とその前後(塩原金之助として;夏目金之助として;臼井直則の岡山赴任;臼井亀太郎の誕生;片岡小勝の再婚と臼井亀太郎の帰郷 ほか)
廉孫が語る先生としての漱石(湯浅廉孫;廉孫・一高から五高、漱石・松山中学から五高へ;熊本で交流が始まった夏目先生と廉孫;五高教師・夏目金之助;乞食の詩が縁 ほか)
著者等紹介
横山俊之[ヨコヤマトシユキ]
1983年、岡山大学医学部卒業。小児科医として、岡山大学付属病院、松山赤十字病院、尾道市立市民病院、岡山市立市民病院に勤務の後、2000年2月、岡山市に医療法人操南ファミリークリニックを開設。医学博士(岡山大学)。小児科専門医(社団法人日本小児科学会)。専門分野は小児感染免疫アレルギー
熊代正英[クマシロマサヒデ]
1953年、岡山市生まれ。昭和51年4月中国銀行に入行。退職後、吉備路文学館に学芸員、副館長として勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ウインドライダー
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夏目金之助が岡山を訪れたのは明治25年のわずか1回ですが、滞在は1か月余りと比較的長期間でした。文豪以前の学生時代の来岡で、今では、来岡中、旭川の氾濫による大洪水に遭遇したエピソード以外、県民の記憶にも残っていません。漱石の生涯における、あるいは、文学史上の意味も明らかではありません。しかし、漱石の人生の掛け替えのない時間であったことは間違いなく、今後、振り返られることもあるかもしれません。本書は、逗留にまつわる先人の記録が整理され、さらに、新知見も加えられ、金之助の岡山逗留の全容が詳述されています。2012/11/21