内容説明
牧師の娘であるエマは母を早くに亡くし、父と妹の世話に追われ気がつけば26歳。世間では“オールド・ミス”と呼ばれる年頃になっていた。そんなある日、領主であるドレイスミス侯爵夫妻が不慮の事故で亡くなり、エマはみなしごになった侯爵の娘たちの面倒を見ることになってしまった。そこへ侯爵の弟、チャールズが爵位を継ぐため帰ってくる。憧れていたおさななじみのチャールズと再会し、エマの心は不本意にもときめく。チャールズもまた、美しく成長したエマに心動かされ―。サリー・マッケンジーが贈る「華麗なる貴族シリーズ」堂々の第2弾。
著者等紹介
マッケンジー,サリー[マッケンジー,サリー][MacKenzie,Sally]
ワシントンDCに生まれ、メリーランド州郊外で育つ。英文学の学士取得後、コーネル・ロースクールで短期間学び、ワシントンDCに帰郷。現在は夫と四人の息子たちと共にワシントンDCに在住。連邦規制から学校のニュースレター、オークション・プログラム、クラス演劇などさまざまな執筆活動を経て、『華麗なる貴族』シリーズで作家デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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じょう
13
華麗なる貴族シリーズ第2作目。前作でストイックな軍人さんのイメージで楽しみだったヒーロー。なのに・・・キャラが変ってた。冒頭からヒロインを嫁にしようとと決意し、ヒロインは惹かれてるくせに身分等に拘って拒否。ヒーローはめげずに求婚。叔母様方もけしかける。・・・この設定は前作と被る。悪役の極悪さが前作よりマシだったかな。露骨な台詞が多いのは原作者?翻訳家?あまり深く考えないで次作へ進むのが良いかな~。2015/11/07
たまきら
9
あら?前回では結構硬派な印象だった軍人さんが、なんだか軟派なおかしい人に。女子の天然っぷりがかわいいのと、ベアトリスおばさまが最高です。わらいっぱなし。サスペンスは刺身のつまとして読まないといらっとしちゃうかも。2015/05/25
ぱんだのぷうさん
2
前作よりは楽しめた。子供たちがかわいかったし、周りのおばさま方が凄すぎてびっくり。ヒロインのホントカヨというほどのうぶさを通り越した知識のなさに真実味がなくても笑えた。それにしてもティーンエイジャーみたいな2人の盛り上がりようがすごい。2012/12/29
MOMO
2
前作同様、出会った途端に結婚を決意したヒーローと、惹かれているのにもかかわらず結婚にいろんな意味で抵抗しまくるヒロインのお話で、やっぱエマちゃんの意固地さには少々イラつき、自ら窮地に落ち込む癖にはうんざりさせられはしましたが、まぁ、それなりに楽しかったのよ・・・だって、二人の嬢ちゃんたちが可愛くってさぁ・・・おまけに彼女たちの策略ときたら・・・子供の策略ってぇのはこんな感じの物のほうが、やっぱ読んでて楽しいわよねぇ・・・2010/04/22
Mari
2
★★2010/03/10