内容説明
アメリカ生まれの女教師サラは、亡き父の遺言を果たすため、大西洋を渡ってイングランドにいる親戚を訪ねることにした。イングランドに到着し、疲れきったサラは村の宿屋で一夜を過ごす。しかし翌朝、目覚めると、ベッドの隣にハンサムな全裸の男が寝ていたのだ!入り口でにやけている傍観者たちは頼りになりそうもない。そのうえ、そのおそろしくセクシーな男は公爵だと名乗り、体面を汚したから彼女と結婚すると言い出した―。二〇〇四年度ロマンス作家協会ゴールデン・ハート賞の最終選考まで残った実力派作家による日本デビュー作。
著者等紹介
マッケンジー,サリー[マッケンジー,サリー][MacKenzie,Sally]
ワシントンDCに生まれ、メリーランド州郊外で育つ。英文学の学士号取得後、コーネル・ロー・スクールで短期間学び、ワシントンDCに帰郷。現在は、夫と四人の息子たちと共にワシントンDCに在住。連邦規制から学校のニュースレター、オークション・プログラム、クラス演劇などさまざまな執筆活動を経て、『ため息は愛のはじまり』で念願の作家デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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じょう
16
華麗なる貴族シリーズ第1作目。叔父が亡くなった事を知らずに海を渡ってきたヒロイン。いとこに爵位と命を狙われて結婚・跡継ぎを望むヒーロー。2人の出会いの落ち着いた状況からヒーローは百戦錬磨と思いきや・・・!?そのヒーローの設定は必要なの!?おば様達や極悪いとこの発言などに やたら直接的なセリフが多くて、ちょっと興ざめ。もうちょっと会話を洗練してエピソードを整理したらスッキリ読みやすくなるのにな~と残念。続編に期待・・・。だけど分厚いな~。2015/11/06
たまきら
7
父親を亡くし、唯一の親戚を頼ってイギリスに到着したらあらビックリ!孤立無援の女子が、いきなり華やかな社交界でとまどい、従姉やら友人たちの力を借りて成長していくところがおもしろいです。ところどころの会話は吹き出すようにおかしいのですが、ちょっとテンポが悪くて読みづらいです。でも、男子がなかなか微笑ましいので結果オーライ。似た者同士の良いカップルでにっこり。続きはどうしようかな…。2015/05/01
MOMO
3
だんだんサラちゃんの意固地なまでの「ユア・グレイス」が、カンに触りだしたり、合間少々中だるみーな感じがないでもなかったけど、まぁ、それなりに面白かったわ・・・ジェームズ君の告白共々ね・・。ただ、少々リチャード君が壊れきっててやりすぎたせいか、少々ラストには不快なイメージが・・・うーん・・・いっそ、フィリップ君がもっと早くにリチャード君の行動に気づき、その身をもってサラちゃんを守ろうとした挙句にリチャード君を殺してしまい、自殺してくれたほうが良かったのかも・・・2010/04/18
こえん
2
ヒーロー従兄弟が不快な人物すぎたので「楽しかった」で片付けられない読後感~でも、コンパクトにまとまってたカンジ。H/Hのいちゃいちゃぶりは微笑ましかったしヒーローには中盤にびっくりさせてもらったけど、警備ぶりなどなどつっこみどころも…。2009/10/09
EDAMAME
1
(´Д⊂2013/04/05