ぶんか社文庫
脳漿溶解〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 300p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784821152643
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「脳が溶けている!」…。その衝撃的な事例の調査に乗り出した副作用解析・古閑志保梨は、ある研究所にたどり着く。その場所・日本食品衛生生命科学第一研究所では多くの食品添加物が研究されていた。権力と闇が交差した時、人々の安全は置き去りにされていく。真相に迫る志保梨にも暗き脅威が忍び寄っていた。副作用解析医・古閑志保梨シリーズ第三弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tengen

26
自社製品の毒性に気づき解毒剤を開発する研究者・網代木行人。だが上司の角田所長に研究データを奪われる。自ら開発した毒性の強い防腐剤の解毒剤を手に入れた角田は二重の資金源とすることを目論む。一方、次々と見つかる脳漿溶解の患者から共通の食品が見つかる。健康食品ロネマリン。あるロット製品から大量のテンドリーワンが検出された。この化合物こそが急激な脳漿溶解を引き起こしていたのであった。志保梨は調査協力してくれていた原田医師に連絡をとるも突然死していた。もうひとつの協力医院・西岸医院を訪れたのだが彼女も危機に陥る。2024/06/04

シロー

10
処女作での現実感はどこへやら、荒唐無稽方面へまっしぐら。真相に迫りそうな医師は看護師もろとも皆殺しなのに、最も危険な研究者が妻は殺されても本人は元気に真相解明を続ける件は意味不明。侵入者もされる側も解り難い描写にした割には直ぐに両者の正体が判明したり、その後の仕掛けが偶然の産物だったりと色々塩梅が悪い。悪の秘密結社vs○○ライダー染みているのだから、いっそ黒幕の正体を話すと即死とかヒロインは前もってアンプルを打ってあるとかB級に徹した方がまだ良かったと思う。正統派医学系超大作を名乗りたかったんだろけどね…2016/11/14

007

5
全体的に読みやすかった。添加物の恐ろしさよ…!2018/09/13

GASHOW

4
薬事法では、薬効について厳格にさだめられているし、そもそも処方されるものですが、健康食品は、処方されるものでもなく、健康に良いものだと妄信されている。現在でも健康被害にあっている人がいるというが、脳がとけてしまう物質が出回ってしまうことは、想像するだけでおそろしい。非常に読みやすい本です。2015/12/25

たなぴー

2
ラストで気が抜けた。2013/12/09

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