内容説明
アインシュタインが唱えた「相対性理論」。宇宙やタイムスリップの謎に迫る壮大な学問を専門知識がない人でもすんなり理解できる入門書。
目次
第1章 アインシュタインと相対性理論(20世紀の物理学を支える2本柱の1つ;特殊相対性理論に始まり、一般相対性理論に進化した ほか)
第2章 特殊相対性理論の誕生(一定の速度で動くときのみ正しい理論;宇宙に絶対という基準点はないという主張 ほか)
第3章 そして、一般相対性理論へ(加速度が加わり適用範囲が広まった相対性理論;重力と加速の関係が特殊から一般に変えた ほか)
第4章 相対性理論と宇宙(神が創った神話から始まる広さと時間が無限の宇宙観;アインシュタインと対立したフリードマンの考え ほか)
第5章 相対性理論とタイムマシン(見方によって結果が異なり矛盾が起きる?;時空が作るベルトコンベアで未来に向う ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Eiji
0
幼稚園くらいの頃から、自分の存在について考え出すと、最後は宇宙の存在という壁にぶちあたり、その宇宙の存在というものを考え出すと、涙が出るほど恐ろしくなっていた。で、いつか宇宙についてしっかり勉強したい!と思っていたもののなかなか出来てなかったのだが、最近、ひょんなキッカケで、再び興味を持ち始め、この本を読んでみたのだった。果たして・・・・。いやもう奥が深いのなんのって。そもそも相対性理論ってネーミングのあり方を知っただけで、その奥の深さが垣間見ることが出来る。もっともっと勉強しよう! 2007/12/17
仮名
0
相対性理論について、さらっと復習をしたくなって再読。中盤で相対性理論から宇宙論に話が飛ぶけれど、それはそれで面白い。宇宙の九割がたは謎のエネルギーでできているとか、ほとんど謎しかないじゃないか。相対性理論も宇宙論も、ややこしい話からは逃げつつ上澄みだけを舐めてきたけど、ちゃんと勉強してみようかなあとちらりと思った。2010/11/29
仮名
0
難しい数式は抜きに、おおまかな相対性理論の話と宇宙論の話。図があると理解しやすくなる項もあるけど、図があって余計に分からない項もある。四次元なんて図にできないものね。タイムマシンの話も最後に載ってるけれど、ここまでくると物理学って哲学や文学に近いような気がする。2010/04/18