内容説明
明治維新回天の業の立役者・坂本龍馬とは何者なのか?そして、新撰組とのつながりは?幕末を駆け抜けた英雄の数々の偉業の裏にはどす黒い陰謀と計算が渦巻いていた。まったく新しい視点から坂本龍馬と新撰組を分析した新解釈。
目次
第1章 江戸幕府終焉の背景
第2章 坂本龍馬はいかなる人格に育ったのか
第3章 坂本龍馬の野望―不可解な飛騰
第4章 北辰一刀流一派の野望
第5章 坂本龍馬は新撰組だった
第6章 坂本龍馬の死
最終章 歴史は繰り返す
著者等紹介
赤司典弘[アカシノリヒロ]
1975年、岡山県倉敷市生まれ。早稲田大学商学部卒。卒業後新聞社勤務を経てフリーに。大学時代よりミシェル・フーコーを学び、フーコー的歴史観・心理観から日本の歴史を見る。現在は、歴史・文学の分野を中心に幅広く著作活動を展開。斬新な視点と歴史解釈で注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金監禾重
1
「北辰一刀流一派」が有機的に活動して明治維新を遂行した、という主張。特に証拠もなく、道場出身者が連絡を取り合って計画的にいろいろな組織に潜入したと主張する。タイトルの「龍馬は新選組だった」の根拠説明を見逃してしまったが、どこに書いてあったのだろう。タイトルで嘘をつく商法は嫌いだ。2018/02/15
JUN
0
歴史は繰り返す。現在の事柄と幕末の事柄を比較して説明している部分などがあり、分かりやすかった。龍馬が新撰組との関係性が深かった事を指摘しているが、真相は???清河八郎の功績を高く評価している。多少、龍馬を悪く言う傾向があり、色々なアイディア(例えば船中八策は横井の案だとか・・・)を剽窃して、乗り切っているという表現が多かった.2011/09/16