内容説明
人間にはいろいろなタイプがあり、人はワンフレーズでさまざまなレッテルを貼りがちだ。天才、巨人、超人、秀才、賢人、名人…。枚挙に暇はないがしょせん大半の人間は「沈香も焚かず、屁もひらず」。つまり平凡な人である。そんな我々は奇人、奇行をする人にどこか魅力を感じがちなところがあるようだ。本書は明治、大正、昭和の日本をつくった偉人たちを36名取り上げ、その栄光たる業績のウラに隠された奇行を白日のもとにさらす、抱腹絶倒の人物記。
目次
第1章 作家は奇人変人なり(永井荷風―昭和文壇の奇人ベストワン;内田百〓(けん)―自称奇人・徳川夢声も顔色なし ほか)
第2章 奇行の源は酒にあり…、作家は酒家である(三上於菟吉―原稿料を湯水のごとく酒宴に使い果たして;若山牧水―生来、旅と酒と弱を愛した歌人 ほか)
第3章 明治の奇人はケタ外れのスケールだ(伊藤博文―英語使いで色豪ナンバーワン;中江兆民―明治三大奇人の筆頭といわれる自由民権思想家 ほか)
第4章 昭和の奇人も多士済済(朝永振一郎―ノーベル物理学賞の受賞で飲みくたびれた酒豪;金田一京助―石川啄木の無二の親友は、無類の純情家 ほか)
番外編・世界一の連続殺人男登場
著者等紹介
前坂俊之[マエサカトシユキ]
1943年岡山市生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。新聞記者、評論家を経て大学教授。メディア、社会、歴史から人物、犯罪まで幅広い分野を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- ネコの手、借りてます。【単話版】 / …