内容説明
１９７１年４月３日―。「仮面ライダー」第１話放送当日。藤岡弘、はロケ中の事故で重傷を負い、病院のベッドの上で自らのテレビ初主演の画面を見つめていた。いつ完治するとも知れない不安、そして激痛と闘いながら…。今、明かされる仮面ライダー・本郷猛の栄光と真実。
目次
１Ｒ 挫折からの出発
２Ｒ 本郷猛への変身前夜
３Ｒ 仮面ライダーへ変身
４Ｒ 仮面ライダー「復活」
５Ｒ ライダーを支えたヒーローたち
６Ｒ ヒーローは永遠に
著者等紹介
藤岡弘、［フジオカヒロシ］
１９４６年、愛媛県出身。１９６５年松竹映画にてデビュー。１９７１年、仮面ライダー・本郷猛役として抜擢され、一躍スターダムに。代表作に「仮面ライダー」「特捜最前線」「日本沈没」「エスパイ」ほか多数。ＵＳＡ映画俳優協会にも加入し「ＳＦソードキル」などの海外映画で主演。２００５年９月には、芸能生活４０周年を記念して初のＣＤ「愛こそすべて合掌、」をリリース。ＦＵＫＵＯＫＡヒーローフェスタ２００５国際ヒーロー映画祭プレイベントの実行委員長にも就任。あらゆる武道に精通（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ほしけも
7
仮面ライダーが現在のような形であるのは、ある意味怪我の功名であり奇跡としかいいようがない。回想からは当時の現場の雰囲気が伝わった。 決して恵まれているとは言えない環境の中で職人たちが命をかけて作った作品が仮面ライダーだ。2014/10/01
みじんこ
2
バイク事故からの復活までには、藤岡さんの気合もさることながら、絶対の強さを持つライダーを殺してはいけないと主張した平山氏の力も大きかった。平和になった世界ではヒーローは何をすればいいか、藤岡さんが世界でボランティア活動をしていることで「実践」していると平山氏が書いていたのは頷けるものがある。後半で藤岡さん自身がショッカーや本郷猛について思うことを語っている部分は特によかった。「物としてしか扱われない改造人間を作り上げる組織を壊滅するため」戦う、すなわちナレーションの通り「人間の自由のため」戦うのである。2017/09/02
tenorsox
1
仮面ライダー1号こと本郷猛を演じた藤岡弘が、同作品を中心に自身の役者人生を振り返ったエッセイ。 特に撮影中の事故で重傷を負った話（とその後の影響）が全体の半分近くを占めていて、残りもまあ人に教えたくなるような話題は少なくタイトル負けな感じ。たまに出演するバラエティ等で見せる時代錯誤な誠実さや不器用さが文章からも滲み出てて微笑ましいが、読み物としては物足りない。2015/11/10
ネスミス
1
自分にとって、仮面ライダー響鬼である、細川茂樹さんが最高のヒーローなら、仮面ライダー一号の藤岡弘、さんは究極のヒーロー。どんなに辛い時でも決してへこたれず、前を見る姿勢は正に武士といった感じ。2015/07/24
H.Maeda
1
計らずして訪れたチャンス。毎日懸命に体当たりの演技。撮影中の事故、プロデューサーの決意と機転、主演俳優の復帰にかける思い。そのすべてがドラマチック。大人になっても仮面ライダーは大好きだ。2014/05/20
