内容説明
生まれてから森深くの家で国一番の賢者と暮らしてきた少女エル。しかしその賢者が亡くなり、さらにあらぬ誤解で近隣住民に追い立てられてしまったエルは、ずっと前に行方知れずになった父を捜しに、唯一の友達である猫妖精のヨヨと生まれて初めて外の世界を巡る旅へ出る。新たな出会いや命がけのピンチを乗り越え、なんとか王都へと辿り着いたエルだったが、そこでも詐欺師の疑いを掛けられてしまう。そんなエルの窮地を救ったのは、かつて人間に騙されたダークエルフの美女だった―。運命の出会いを果たした彼女たちが向かう先は―。天才魔石技士エルと稀代の発明家イングリット2人の本格派ファンタジー!
著者等紹介
江本マシメサ[エモトマシメサ]
『北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし』(宝島社)で2015年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カッパ
8
江本先生の話は食べ物美味しそうだし好みだと思ってたので読んでみました。百合百合と書いてた感想もみかけたが今のところはあんまりそんなことはない。親が帰ってこなくなり、祖父代わりの賢者は無くなった。猫と旅て、ようやく落ち着く場所ができたようだ。ダークエルフのある意味こちらも天才と助け合って生きていけそう。最後は火竜と剣の勇者もなかまになってなんだか面白いやつらが揃ってしまった。これからに期待。2024/03/20
サキイカスルメ
7
みんな可愛い。ずっと森の中で暮らしていたエルが、師匠を亡くしたことから帰ってこないお父さん探しへ、猫精霊ヨヨと旅立ち始まるお話。主人公エルはじめ、猫精霊ヨヨもウサギぬいぐるみネージュも、もちもち火竜プロクスも、お人よしダークエルフイングリットも、仲間になっていくみんな可愛いという。あ、剣は除きます、ええ。大人びているようで少女な部分もあるエルの旅は、過酷で、信じられる大人のイングリットに出会えて安堵しました。2020/10/04
ねこ
5
少女とダークエルフの関係性が好き。保護者のような友達のような信頼できる関係がよかった。父親についての謎を明かすのが今後の話になるのかな。続きも気になる。2021/12/21
maqiso
4
強いけど世間知らずなエルがあちこち旅するのは面白いが、展開が行き当たりばったりな感じがある。2024/01/07
pincle
3
ナンバリングされてないけど続き物の第一巻。父親と森の中で暮らす主人公は父親が王都へ買い物に行ったまま帰ってこず、また一緒に留守番しながらいろんなことを教えてくれた人が亡くなり王都へ父親を探しに行くことにする。とりあえず王都について保護してくれる人が見つかったのはよかった。相変わらず美味しそうな描写もしっかりあった。2020/05/13
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