内容説明
漫画界きっての猫好きは、どのように愛猫の死と向き合ってきたのか―。長年多頭飼いをつづけてきた著者。自身も猫たちも年をとり、いつか迎える『あの時』までの日々をつづった、猫愛あふれるコミックエッセイ!
目次
昭和初期のペット事情
猫忍法百科
長毛猫の歴史
抱っこ好きなコ嫌いなコ
松苗家のイクメン猫たち
スフレが天使になった日
最優トイレはどれだ!?
もし猫になれたなら
長毛猫の個性について
パフェの出産
面倒くさい度
カワイイ サブレ
猫とお掃除
ボス猫ヴィゴの旅立ち
女王パフェの愛情
最長老ミユ太
短毛猫vs.長毛猫
インテリアと思い出
多頭飼いにいたるまで
愛しの飼い猫たち
著者等紹介
松苗あけみ[マツナエアケミ]
1956年11月18日生まれ、東京都出身。代表作「純情クレイジーフルーツ」(集英社刊)で第12回講談社漫画賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨巫女。@新潮部
9
《私(妹)-図書館》ペットロスは、今一番恐いなあ。実家の猫れおも、年をとって最近体調崩すことが多い。れおにもしものことがあったら実家はどうなることやら。2019/02/05
Gen Kato
3
正直、題名からして読むのを躊躇してしまい、しかし松苗先生の猫シリーズは大好きなので手に取らざるを得ず… が、案の定つらくて熟読できない。何度も中断。この3年半で猫たちを4匹亡くした自分にはまだ無理なテーマのよう。数年経ったらじっくり読み返せるかな…(絵も内容も相変わらず素晴らしいです)2020/07/24
にゃだ
3
飼えない者にとっては猫エッセイ漫画ほど読んでいる間擬似飼育させていただける極上の時間である。タイトルがペットロスとある時点で飼い猫との別れを直面させるのであろうな・・と予感したもののそれは飼い主を一回りもふた回りも成長させてくれる出来事なのかなと思う。それでも丁寧に描かれた猫たちに作者の愛を感じる特に死んでしまった猫の瞳の描写が胸にくる2019/01/11
猫大福
1
自分も多頭飼い故、我が身と重ね合わせながら読ませて頂いた。出逢いも別れも突然、順番通りにいかないのは人も猫も同じ。亡くした子に対しては「ああしてやればよかった、こうしてやれば良かった」と大なり小なり後悔がある。残された子や次の子と接する時は、亡くした子への懺悔じゃないけど、同じ後悔をしないよう精一杯可愛がるようにしている。それでも後悔しないって事はない。うちの子は最年少が2才ということと、自分の年齢とを鑑みてまだ実感がないけどいつかこれが最後の子だと自覚する時が来るんだろうなぁ…複雑な気分…2019/08/26
Metis
0
猫の多頭飼い生活の中での、個々の子たちのエピソードトーク。何匹いても個性があって、誰一人として同じじゃない。これが動物を飼うことの醍醐味なんだろうなと思う。だからこそ、失った時の悲しみは大きいし、代わりという考えはないのだが、それを改めて思い知らされる。ペットロスの私は笑いながらも時々ホロリとしながら読んだ。2022/09/03