内容説明
老犬になって、お仕事ができなくなっても、一緒に暮らしたかった。最期まで、家族でいたかった。生活が不便になったとしても愛犬を手放さなかった、ある家族の小さな物語。
目次
第1章 「引退犬と暮らすには」
第2章 「カンちゃんとの出会い」
第3章 「日々の暮らし」
第4章 「旅が好きなわけ」
第5章 「盲導犬を卒業する日」
第6章 「もしも願いが叶うなら」
著者等紹介
田中真由美[タナカマユミ]
1968年、兵庫県姫路市生まれ。9歳のときに、スティーブンスジョンソン症候群を発症。14歳で、地元中学校から兵庫県立淡路盲学校に転入し、夫の保と出会う。15歳に上京し、21歳で筑波大学附属盲学校卒業。東武百貨店池袋店にて、ヘルスキーパーとして勤務。2年後帰郷し、兵庫県宍栗市で保と結婚。その後、夫のパートナー盲導犬カンタスを家族に迎える。現在、兵庫県姫路市の「カンタス治療院」で鍼灸マッサージ師、アロマセラピスト、クレイセラピストとして従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あこぶ~
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SNSで知り合った方のご著書。そりゃ買っちゃうよね(ブックオフにてでゴメンなさい)。メッセージやSNSでの文章や言葉選びが綺麗だなー、と思ったら、執筆されていると知って、なるほど!と納得すると同時に、私も発信量は多いけれど(以下略)、と反省しました。引退した盲導犬と一緒に暮らすことのいろいろを、想像したことがなかったし、そういう選択肢があることも知らなかった。ても知り合いの盲導犬ユーザーさんたちは、前の子の誕生日を祝ったり、離れていても愛情は続くんだなー、と感慨深く読ませていただけました。2022/12/12