内容説明
サッカー、野球、テニスなど、私たちはスポーツを愛し、愉しみます。その「スポーツ」を通じて、子どもからお年寄りまでが世代を超えて愉しむことができたら、どんなに素敵なことでしょう。しかし、今の日本には、その環境が十分に整っていません。そのためにも、今こそ市民が心から愉しめ、市民自身が運営する、日本人の特性に適した「日本型市民スポーツクラブ」が必要です。その設立と運営方法、基本計画案を紹介。
目次
第１楽章 「日本型市民スポーツクラブ」の設立・運営提案書―「市民」自身が愉しめるクラブ（設計思想と基本構想―まずは、良き「市民」になることから。公共スポーツ施設の積極的利用の薦め；基本計画案―「日本型市民スポーツクラブ」の基本計画立案に向けて）
第２楽章 「日本型市民スポーツクラブ」の設立・運営。その基礎知識として―日本・世界のスポーツ・ビジネスの現状（私的授業の「ガイダンス」―スポーツ・ビジネスへの過剰な幻想を振り払い、「エンターテインメントビジネス」に徹する）
第３楽章 「日本型市民スポーツクラブ」の設立・運営のための参考例として―「市民会員」に支えられるスペインのプロ・サッカークラブ。クラブアトレティコオサスナの歴史と未来（オサスナとの出会い―湘南ベルマーレとのクラブ間提携に至るまで；尊敬すべきオサスナのマネジメント―市民たちの心のなかに刻まれている「ＯＳＡＳＵＮＡ」）
第４楽章 私の経歴書―「市民スポーツクラブ」との出会いそして、現在に至る軌跡（私の経歴書（１）就業前編―１９６０年代からの時代記憶を再生させるために
私の経歴書（２）就業後編―１９８０年代からの時代記憶を再生させるために）
私的「スポーツ・ビジネス講座」。スポーツ・ビジネス未来派宣言
著者等紹介
島田哲夫［シマダテツオ］
１９６２年広島県生まれ。修道高校、同志社大学文学部哲学・倫理学学科卒業。出版社、広告代理店を経て独立。２０００年よりプロ契約社員として、東京ヴェルディ１９６９、湘南ベルマーレでマーケティングの最高責任者および大学・短大の非常勤講師として活躍。湘南ベルマーレ在籍中に、「世界初」となる大学とプロ・クラブ間の複合提携事業を手がけ、Ｊリーグ・クラブ、プロ野球球団、スペインのプロ・サッカークラブ、Ｕ．Ｓ．Ａ．の大学にも大いなる影響を与える。しかし、２００５年、公私にわたるストレスから解離性障害に陥り、１年間の完全休養の後、見事に復活。現在、島田事務所（株）代表取締役として活動中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
