内容説明
いまや、世界公用の和製英語となった『ウォークマン』。そんな世界中から愛されてやまない大ヒット商品を作り上げた企業・ソニーは、1946年、社員わずか20数名の町工場としてスタートを切った。しかし、創業当時からソニーは常に、世界を見据えた経営を展開!「日本初」「世界初」製品の開発にこだわり続け、世界の家電製品をリードするヒット商品を連発してきた。そんな類稀な企業を、先頭に立って率いてきた男が、創業者の井深大と盟友・盛田昭夫である。二人の生涯を克明に追いながら、創業当時の裏話、仕事に賭ける情熱、そして独自の企業理念・哲学などを、二人の友情の物語をベースに鮮やかに再現。世界的ブランド企業を確立した男たちのドラマが、企業小説としてここに甦る。
著者等紹介
大下英治[オオシタエイジ]
1944年広島県生まれ。広島大学文学部卒業。大宅マスコミ塾第7期生。1970年、『週刊文春』の記者となる。記者時代『小説 電通』(徳間文庫)を発表し、作家としてデビュー。さらに月刊『文芸春秋』に発表した『三越の女帝・竹久みちの野望と金脈』が反響を呼び、岡田社長退陣のきっかけとなった。1983年、週刊誌を離れ、作家として政財官界から経済、芸能、犯罪まで幅広いジャンルで創作活動をつづけている
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