内容説明
森にすむフクロウの子ホーホは、なんでもしっているおじいちゃんが、ふしぎでなりません。おじいちゃんのめがねは、なんでもわかるまほうのめがねなんだ、と思ったホーホは、こっそりかけてみるのですが…絵本から物語への橋渡しにふさわしい、骨格の確かな短いお話7編を収録。
著者等紹介
ムーア,リリアン[ムーア,リリアン][Moore,Lilian]
1909‐2004。アメリカの作家、教育者。小学校教師を経てニューヨーク市教育研究所に勤務。子どもの読書能力を高める教育を専門とし、幼年文学を数多く書く。スコラスティック社の編集者として1957年に初の子ども向けのペーパーバックシリーズを発刊したことでも知られる
福本友美子[フクモトユミコ]
慶應義塾大学文学部卒業。公共図書館勤務の後、児童書の研究、翻訳に専念する
高桑幸次[タカクワコウジ]
愛知県立芸術大学で美術を学ぶ。卒業後、銅版画の研究を始め、作品を発表。現在は保育園の造形教室講師の傍ら、銅版画、絵本など幅広く創作活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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十六夜(いざよい)
16
森にすむフクロウの子ホーホは、何でも知っているおじいちゃんが、不思議でなりません。おじいちゃんの眼鏡は、何でもわかる魔法のめがねなんだ、と思ったホーホはこっそりかけてみるのですが…絵本から物語への橋渡しにふさわしい、骨格の確かな短いお話7編を収録。どの話もほのぼのしていて読みやすい。子供が読みやすいようにか、全体的に動物が出てくる話が多かったように思う。2022/03/26
花林糖
13
1969年刊の『まほうのめがね』の改版。挿絵もアーノルド・ローベルから変更。ほっこり優しい小さな小さなお話集。お話・表紙絵・見返し・挿絵、全てが可愛らしい。お気に入りは「ジェニーのボス」「かぜがふいたら」「小さいウィル」。2016/02/14
まるりー
12
読売KODOMO新聞:本屋さんイチオシの100冊#28 「絵本から物語への橋渡しにふさわしい…」と書いてある。確かに。文章が「、」「。」以外にも、文節ごとにスペースを開けて表記しているから、絵本よりちょっと長めの文章でも読みやすいと思います。かわいいお話でした。2015/08/25
ゆにす
11
タイトルのとおり、小さいお話なのに、起承転結がしっかりしていていい。どれもいいお話だけど選ぶなら「ジェニーのボス」が好きだと思いました。低学年の読み物にすごくいいと思います。2016/10/30
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
『 まほうのめがね / おかあさんたちの「まったくもう!」 / ジェニーのボス / いちばんほしいペット / きゅうこう「ぎんのとり」ごう / かぜがふいたら / 小さいウィル 』 『司書と先生がつくる学校図書館』より3年生向け。2021/03/28