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内容説明
むかし、大分県は「豊の国」といって、雄大な自然と明るい太陽と清らかな海とにめぐまれた、美しくなつかしい国でした。こんな国でしたからいろいろな話が語り伝えられています。心のやさしい動物や、思いやりのある姉妹、それにとんちやまぬけなど大分県ならではの話がたくさんあります。とくに「吉四六さん」の話は有名です。野津の子どもたちはいうにおよばず県内各地でおじいさんやおばあさんがせがまれるままにおもしろおかしく話をして聞かせたものです。この本を読むほどにむかしの人の明るい笑顔や深い悲しみにしずんだ姿がうかんできます。方言の美しい語り口から人々への親しみがわいてきます。話の中から祖先のきずいたすばらしい生活が力強くひびいてきます。そして、直接、親や祖父母から聞いているようなあたたかさが感じられ、いつまでもなつかしい思いにひたらせてくれるでしょう。
目次
中津・宇佐地方(箭山のサルとウサギとカエル;ぬすっとと分限者どん ほか)
別府・国東地方(道三郎さんの大ヘビ退治;じゃの目のかさ ほか)
大分・臼杵地方(ゆうれいになったヘビ;小僧さんのとんち ほか)
佐伯地方(あわて者と千両箱;地蔵おどり ほか)
竹田・大野地方(産女;はねのはえた与平どん ほか)
日田・玖珠地方(ありがたいお経;ネズミのひっこし ほか)
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