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内容説明
山梨のむかし話は、山や谷の多い土地がらや、歴史から、いろいろな内容にわかれていて、おもしろい話や、おそろしい話や、悲しい話がたくさんあります。どの話にも、その話を語りついでいった人たちの、長い時代の生活感情や、生活のおきてや、理想がこめられているのです。ですから一つのむかし話からも、わたしたちの祖先の生き生きとしたくらしぶりを知ることができるのです。編者たちは、だんだん伝える人がなくなっていくむかし話を、全県的な広がりの中からさがし出して一冊の本としてまとめ、小・中学生のみなさんはもちろんのこと、おとなの人にも読んでいただきたいと願って、この仕事にとりくみました。
目次
めでたしめでたしの話(地蔵浄土;ピピンピヨドリ ほか)
ゆかいな話・こっけいな話(目の玉待ちろ;干し葉のおじや ほか)
かわいそうな話(甲州善光寺の棟木;手白猿 ほか)
動物の話・ばかされた話(猿と蟹の餅競争;ムジナの話 ほか)
こわい話(お天道さん金の綱;四尾連の湖の雨ごい ほか)
ふしぎな話(龍宮渕;粟つぶをつけたヤマメ ほか)
甲斐の土地にまつわる話(甲斐の湖;デイラボッチ ほか)