目次
第1章 ゲーム理論とはどんな学問か
第2章 ゲーム理論の基礎
第3章 ナッシュ均衡で「日常」を考える
第4章 時間を通じたゲーム
第5章 不完備情報のゲーム1―オークションを考える
第6章 不完備情報のゲーム2―チープトークとシグナリング
第7章 長期的関係―協調の実現と評判の構築
第8章 進化ゲーム理論
第9章 ゲーム理論の「数学」を理解する
著者等紹介
天谷研一[アマヤケンイチ]
1973年生まれ、東京都出身。東京大学経済学部卒業、マサチューセッツ工科大学経済学部博士課程修了、Ph.D(経済学)。現在、香川大学経済学部准教授。戦略的な情報伝達とコミュニケーションについて、ゲーム理論の手法を用いた研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えちぜんや よーた
54
それぞれの理論が、図解で説明されています。この本が理解できれば、 上の本を読むのも、さほど難しくなくなると思います。 ただし、PC操作のリファレンス本とは違うので、 つまみ食い読みでは理解が難しい。 最初から読むことをおススメします。 この本を理解できたら、 ・バナナのたたき売り(オランダ式オークション) ・職業資格としての大卒(シグナリング) ・銀行の破綻処理(脅しのゲーム) などの仕組みが分かるようになります。2013/05/12
kubottar
8
囚人のジレンマくらいしか知らなかったゲーム理論ですが、わかりやすい図解入りでどんどん読み進むことができます。しかし、あまりにも教科書チックなつくりなので途中で飽きちゃうこともあるかも2011/11/10
ZEPPELIN
3
たまに耳にするゲーム理論なるものを勉強しようと読んでみたものの、やはり数学的な話が出てくると面倒臭いな〜と思ってしまうのはやはり文系脳だからでしょうか。この本に出てくるようなパターンならまだ分かるけれど、あくまでこれは初歩。とても現実世界の複雑なパターンはハードルが高すぎて……とはいえ、日々の選択にちょっと注意が向くようになったかもしれない。Aを選択することは、Bを選択しないことでもある。その辺のシミュレーションくらいは手軽に出来るような頭にしておきたい2014/11/05
ゼロ投資大学
2
図解を豊富に盛り込んだゲーム理論の入門書。初学者にとってはゲーム理論の概念を理解するのに大いに役にたつと思う。2023/01/27
nekozuki
2
見開き一ページでの説明を基本としているところなどは、ナツメ社の図解雑学に類似しているが、内容的にこちらの方がよかった。特に「ベイジアンナッシュ均衡」の概念の理解が本書でやっとできたように思う。また、本書はオークションについての説明が特に厚く、シグナリングやコミットメントの記述も詳しい。大学生で就職活動をつい最近までしていた身としては、シグナリングの章(大卒と資格について)は身近であるだけに至極納得した。2014/06/09
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- 和書
- 石川淳全集 〈第19巻〉