内容説明
11の科学的な対策を写真・イラストで多数紹介。
目次
第1章 ヒューマンエラー発生のメカニズム(ヒューマンエラーとは何か;エラー誘発環境とは何か;エラーに関係する人間的特性は何か)
第2章 ヒューマンファクター工学の考え方(事故の構造を理解する;事故事例のヒューマンファクターは何か;人間中心のシステム設計へ)
第3章 ヒューマンエラー対策(リスクの低いシステムとは何か;ヒューマンエラー対策の考え方;ヒューマンエラー対策11のガイドライン)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
inotaka
10
人は必ず間違いをする。安全はない。目指すのは受け入れられるレベルのリスクにすること。意識をあげるだけではダメ。科学的に改善しなければいけない。2015/04/14
yasu7777
2
★★★☆☆ ヒューマンエラーを科学的に解明しようとする入門書。これを読んだからと言ってヒューマンエラーを無くすことはできないが、さらなる研究の成果に期待したい。2016/10/21
ことよん
1
少し古いですが、良くまとまってました。この技術が、どうして福島に役だっていなかったか、また検証ですね。2018/02/25
miri
0
ヒューマンエラーの背後にある要因をフォールトツリーによって深堀している図がとても分かり易すかった。こんなにも沢山のエラー発生要因があったのでは、エラー発生するのも必然なのだろう。最終章にはエラー対策として11項目の事例と解説がある。実務に置き換えて、対応できるところから始めても良いのかもしれない。2017/12/05
じゅん
0
自チームで作成した資料の記載ミスにより、仕事の手戻りが発生したり、利害関係者に迷惑をかけてしまうことが多く、何とか改善したい状況なのだが、これまで原因は単なる「ケアレスミス」と考えていた。なので個人の注意力向上やダブルチェック機構の強化が対策と思っていた。しかしもっと背景を詳しく分析してみるとミスを誘発する状況があるのかもしれない。ミスしにくい状況を作れているか?ミスしても被害を最小限に留める仕組みはあるか?などまだまだやらねばならないことがあることを理解した。2014/04/03