出版社内容情報
諸国武者修行を行い、六十余度の剣術勝負で一度も負けたことがないという剣豪・宮本武蔵。
武蔵は、生涯にわたって剣術を磨き上げ、己れの生き方を見つめ、武士としての兵法の道を探求し続けた。
その集大成ともいえる著作が『五輪書』である。
『五輪書』には自らの道を貫いて確固たる自己を生き、自らの経験に基づいて書かれた本ならではの説得力がある。その実戦性、合理性は、普遍的な価値を持ち、いまこそ、再発見され、読み直されるべき古典である。
内容説明
常勝無敗の人生哲学の書。「道をきわめるための自己鍛練」「的確な状況判断」「活路をひらく極意」「相手との対しかた」―ビジネス書としても読みつがれてきた、いま、再読すべき不朽の名著。
目次
第1部 宮本武蔵『五輪書』とは(いま読み直されるべき名著『五輪書』;宮本武蔵の生涯)
第2部 現代語訳と原文で読む『五輪書』(地の巻;水の巻;火の巻;風の巻;空の巻)
第3部 『五輪書』に学ぶビジネス哲学(ビジネス書として読む『五輪書』;『独行道』)
著者等紹介
前田信弘[マエダノブヒロ]
経営コンサルタント。高校講師、専門学校教員を経て独立。長年、経営、会計、金融、マーケティングなど幅広くビジネス教育に取り組むとともに、さまざまなジャンルで執筆・コンサルティング活動を行う。あわせて歴史や古典などをビジネスに活かす研究にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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は
4
前田信弘さん編訳の「五輪書 わが道をひらく」を読み終えました。宮本武蔵の五輪書は、兵法書(武士の心構えや戦い方が書かれたもの)なのですが、現代に置き換えてみても、大事にすべきことがたくさんあり、それを学ぶことが本書の目的でもあります。宮本武蔵の考えは一貫していて、繰り返しになる部分もあるので、淡々と読めばそんなに時間はかからないと思います。原文も載っているので、照らし合わせながらじっくり読むのもありだと思います。宮本武蔵は拍子(常に心を乱さない)に重きをおいていました。これは僕にとって新しい感覚でした。2020/11/05
村祭り
1
flierにて。 拍子のところが、自分には一番肯ける部分であった。2020/01/31
ポコスカス
0
五輪書を初めて読む人にはおすすめでしょう。 訳→原文→訳→原文と続き、あっち行ったりこっち行ったりしなくてよいので、読みやすい。 ただ、所々入る編訳者の解説は要らなさすぎる。武蔵の言葉が深い為か浅すぎる。 編訳者の経歴からして、道を極めてるのかこの人?と疑問に思ったくらい。能々鍛錬あるべし。2021/06/11
えっこ
0
私も昔武道をしていたが、現役時代に読んでおけば良かったとかなり悔やまれた本。私が読んでいて感動した本ベスト5に入る。 数百年に渡って今だに宮本武蔵の考えや教えが活きている。彼は人としても剣士としても本物だと思った。2021/03/28
えっこ
0
今まで読んだ本の中でもベスト10に入る程感動した本の1つ。私も過去に武道をしていたが、現役時代にこの本を読んでおけば良かったと心から思っている。 数百年に渡って今だに読み続けられるこの本。宮本武蔵は人としても、剣士としても本物だと思った。2021/03/28