出版社内容情報
DXが進み、ビジネスはIT・オンラインを基準に変化が加速している。この大きな流れを受けるのがソフトウェア開発である。またソフトウェア業界としては、アジャイルやDevOpsなどの手法を開発して、時代の移り変わりの速度に合わせるように、いかに効率的にサービスを提供できるかを試行錯誤してきた。
本書は高速なデリバリーを実現することを目的とした、4つの基本的なチームタイプと3つのインタラクションパターンに基づく、組織設計とチームインタラクションのための実践的な適応モデルを紹介する。これは、ソフトウェアの組織設計における大きな前進であり、チームの相互作用と相互関係を明確に定義した方法を提示することで、チーム間の問題を組織の自己運営のための貴重なシグナルに変え、結果として得られるソフトウェアアーキテクチャをより明確で持続可能なものにする。これにより組織に適したチームパターンを選択して進化させ、ソフトウェアを健全な状態に保つことで、バリューストリームを最適化するのに役立たせることができるだろう。
内容説明
Spotify、Netflix、Google、Amazonから学んだチームとアーキテクチャーが同時に進化する実践的モデル!真のパフォーマンスを引き出すカギはチームタイプとインタラクションモード!米国で絶賛!IT組織論の流れを変える話題作!
目次
1 デリバリーの手段としてのチーム(組織図の問題;コンウェイの法則が重要な理由;チームファースト思考)
2 フローを機能させるチームトポロジー(静的なチームトポロジー;4つの基本的なチームタイプ;チームファーストな境界を決める)
3 イノベーションと高速なデリバリーのためにチームインタラクションを進化させる(チームインタラクションモード;組織的センシングでチーム構造を進化させる;次世代デジタル運用モデル)
著者等紹介
原田騎郎[ハラダキロウ]
株式会社アトラクタFounder兼CEO/アジャイルコーチ。外資系消費財メーカーの研究開発を経て、2004年よりスクラムによる開発を実践。ソフトウェアのユーザーの業務、ソフトウェア開発・運用の業務の両方をより楽に安全にする改善に取り組んでいる。認定スクラムトレーナーRegional(CST‐R)
永瀬美穂[ナガセミホ]
株式会社アトラクタFounder兼CBO/アジャイルコーチ。受託開発の現場でソフトウェアエンジニア、所属組織のマネジャーとしてアジャイルを導入し実践。アジャイル開発の導入支援、教育研修、コーチングをしながら、大学教育とコミュニティ活動にも力を入れている。認定スクラムプロフェッショナル(CSP)。東京都立産業技術大学院大学客員教授、琉球大学、筑波大学非常勤講師。一般社団法人スクラムギャザリング東京実行委員会理事
吉羽龍太郎[ヨシバリュウタロウ]
株式会社アトラクタFounder兼CTO/アジャイルコーチ。アジャイル開発、DevOps、クラウドコンピューティングを中心としたコンサルティングやトレーニングに従事。野村総合研究所、Amazon Web Servicesなどを経て現職。Scrum Alliance認定スクラムトレーナーRegional(CST‐R)/認定チームコーチ(CTC)/認定スクラムプロフェッショナル(CSP)/認定スクラムマスター(CSM)/認定スクラムプロフェッショナル(CSP)/認定スクラムマスター(CSM)/認定スクラムプロダクトオーナー(CSPO)。Microsoft MVP for Azure(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。