出版社内容情報
本書の主人公、まりかは小学校に入り、いろいろなことにお金がかかることに気づきます。そして、お金について調べていくうちに、「ひんこん」の存在に気づきます。どうしてそうなってしまうのでしょう?
日本の子どもの貧困率は先進国の中でも高いといわれています。一時期と比べると低下してきているものの、依然として高く、コロナの影響で高まることが懸念されています。特に、相対的貧困の生活水準で暮らしている世帯の半数がひとり親世帯であり、この世帯の生活水準が一層低下する恐れがあります。
そういう現実があるということを、親と子はどう考えていくべきなのでしょうか? 本書を通じて、まずは基本的なことを知ったうえで、親子で一緒に「貧困」や「格差」、「公平」について考えてみましょう。
内容説明
「ひんこん」ってなに?なんで「ひんこん」になるの?目をそむけないで、むき合いたい、大切なもんだい。おとな向け解説書(別冊)付き。
目次
第1章 お金のはなし
第2章 お金はどこからくるの?
第3章 もらえるお金のちがい
第4章 はたらけない人
第5章 こまった人をたすけるしくみ
第6章 たすけてもらえない人
第7章 ひんこんの子どもがすくない国
第8章 みんなができること
著者等紹介
阿部彩[アベアヤ]
社会政策学者。東京都立大学教授兼子ども・若者貧困研究センター長。海外経済協力基金、国立社会保障・人口問題研究所などを経て現職。双子の男子の母
斉藤みお[サイトウミオ]
イラストレーター。東京都出身。大学卒業後、映像制作会社等を経てフリーのイラストレーターへ。主に子ども向け書籍、雑誌、絵本、教科書やCDジャケット等のイラスト制作や、子ども番組のアニメーション制作などを中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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