出版社内容情報
リモートワーク下で、電子契約や電子署名の導入に対する関心とニーズが急速に高まっています。もっとも、電子契約については、初心者でもわかる解説書が少ない上に誤解も多く、その導入にあたっては正確な知識が求められます。
本書では、電子契約業界シェア80%を誇る「クラウドサイン」が、豊富な図解をとともに、電子契約の実際の導入・運用を解説します。「電子契約」の技術とビジネス展開を把握した方、2~3時間で“知っておくべきこと”が理解できる決定版です。
内容説明
“電子契約のスタンダード”が豊富な図解でわかる!
目次
第1章 電子契約が求められる理由
第2章 電子契約のメリット・デメリット
第3章 クラウドサインでの電子契約の手順
第4章 電子契約のしくみ
第5章 電子契約を活用できる契約類型
第6章 電子契約のリスクと対策
第7章 電子契約と法律
第8章 電子契約と税務
第9章 電子契約の導入
クラウドサインの運用実務Q&A
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねお
9
第3章までは販促要素が強いが、第4章からは、電子署名の仕組み、長期署名、法的紛争リスク・情報セキュリティリスク、当事者署名型・事業者署名型の違い、認定認証業務・匿名認証業務・無印の認証業務の違いや印紙税法・商業登記法・民法改正等の関連法規との関係について典型的な契約類型毎という切り口からも説明されており、電子署名法周りの法律に関する入門書としても使えそう。ただ、電子署名法含め法的解釈について詳述されているわけではなく、あくまで電子署名を導入する際に電子署名法について詳しく理解できない場合に読む導入本。2022/10/31
山崎ジョー吉@waii
1
契約書というのは契約の内容もさることながら、お作法が難しい。製本したり押印して送付をしたり。手間がかかる。しかし、コロナで一変。契約書の押印とために出社なんて言語道断。ということで一気に普及したのがオンラインでも契約書というか電子署名。スマートコントラクト。無料プランでも月5契約までは利用できるので、中小企業なら導入しない手は無い。2022/08/05
ただの人間
1
クラウドサイン運営会社が出版しており、クラウドサインプロパーの記載も一定程度見られるが、電子契約が求められる背景や法的位置づけ、ありがちな懸念やそれへの対処などはある程度一般的な内容でわかりやすく整理されていた。電子契約が認められる範囲(紙が要求される範囲)は日々意識してアップデートをする必要があるとも感じた。2021/09/12
Go Extreme
1
電子契約が求められる理由:法律業務のテクノロジー化 電子契約のメリット・デメリット:押印作業・収入印紙・郵送費が不要 デメリットと注意点 クラウドサインでの電子契約の手順:契約手続き・送信・受信 電子契約のしくみ:公開鍵暗号方式 保存義務と保存期間 有効期間 電子契約を活用できる契約類型:NDA 36協定 電子契約のリスクと対策:法的紛争 情報セキュリティ 電子契約と法律:電子署名法 判例 電子契約と税務:電子帳簿の保存義務 電子契約の導入:内部統制の強化 プロジェクトの進め方 運用実務Q&A2021/07/19