出版社内容情報
コンプライアンスに関して重要なポイントは、①ルールをしっかりと知ってもらうこと、②それを守る組織をつくること、この2つです。
本書ではとくに、②を念頭に置き、組織において間違った行為をしてしまうメカニズムを、上司と部下の会話によって再現しています。
そして最大の特徴は、「上司が問題行動を部下に要請する場面」についてのケースを中心に置いていることです。
コンプライアンス対策本の多くが法に無知な従業員が起こすという前提になっていますが、実は会社を窮地に陥れるような企業不祥事は上からの圧力によるものが多いのです。
本書は様々な企業のコンプライアンス問題に対処してきた中でその裏側を熟知した著者が、ありがちなコンプライアンス問題を上司と部下とのミニストーリーで解説していきます。
1ケース見開き2ページの中で「ミニストーリー」「その違法行為の罰則等」「防止のための対策」を簡潔に解説します。
汎用的なケースばかりですので、社内のコンプライアンス研修テキストにも使えます。
内容説明
“上からの圧力が強い”“他社もやっている”“不正防止対策がない”…こんな職場は気をつけろ!知らなかったでは済まされない!「法令違反」と「懲戒処分行為」。ショートケース+こんな違法行為+ポイント解説の3点セットだからわかりやすい!
目次
第1章 知らなかったでは済まされないコンプライアンス問題(コンプライアンス問題はどんな状況で起こるのですか?;コンプライアンス問題が増えているように思えるのはなぜですか?;この本の特徴は何ですか?どのように使えばよいですか?)
第2章 これだけは知っておきたい職場の不祥事24のケース(15年以上続いているデータ偽装―虚偽表示(不正競争防止法)
他社の企画書のパクリ使用―著作権侵害(著作権法)
毎年続いている架空取引―有価証券報告書の虚偽記載(金融商品取引法) ほか)
第3章 経営者・管理者のための職場の対策ガイド(現場でコンプライアンス意識を高めるために必要なこととは?;コンプライアンス問題の予防には本部は何をしておけばいい?;コンプライアンスマインドを浸透させるためにすべきこととは?)
著者等紹介
秋山進[アキヤマススム]
1963年、奈良県生まれ。京都大学卒業後、リクルートに入社し事業企画に携わる。独立後、経営・組織コンサルタントとして、各種業界のトップ企業からベンチャー企業、外資、財団法人など様々な団体のCEO補佐、事業構造改革、経営理念の策定などの業務に従事。現在は、経営リスク診断をベースに、組織構造設計、人事制度設計などのプロフェッショナルが集まるプリンシプル・コンサルティング・グループを主宰し、代表取締役を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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