マンガでやさしくわかる認知行動療法

玉井 仁【著】/星井 博文【シナリオ制作】/深森 あき【作画】

日本能率協会マネジメントセンター（2016/04発売）

• サイズ B6判／ページ数 240p／高さ 19cm
• 商品コード 9784820719465
• NDC分類 146.8
• Cコード C0011

出版社内容情報

うつ病の治療法として、また、普段のイライラ、不安の対処法として注目されている「認知行動療法」をマンガと詳しい解説で学べる本。

内容説明

広告制作会社で働いていた梨香（２８）は上司から子会社への出向を言い渡され、複雑な思いで新しい生活をスタートさせる。頑張ろうとは思うものの、やる気が起きず、気持ちはどんどん不安定に。そんな時、突然飼い猫のハルがしゃべりかけてきて…。考え方のクセ、行動のクセが私達を作っている！！「考え方のクセ」を変えて心のモヤモヤを晴らす！状況確認シート、思考記録表、問題解決シートも紹介！

目次

Ｐｒｏｌｏｇｕｅ　認知行動療法って？（ウチの猫がしゃべった！？；認知行動療法とは　ほか）
１　自分の気持ちや考えを整理する（モヤモヤとランチの問題について；自分を整理、観察する　ほか）
２　考え方のクセをつかんで新しい考えを手に入れる（心のバランスを見直そう；考え方のクセとは　ほか）
３　「いつもと違う行動」で世界を広げてみる（「できない」って言ってみたら…；人はどのように行動しているのか？　ほか）
４　問題解決に取り組む（消えた「期待」と「モヤモヤ」；問題解決のための視点　ほか）

著者等紹介

玉井仁［タマイヒトシ］
東京メンタルヘルス・カウンセリングセンター長。臨床心理士・精神保健福祉士。ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン卒業。現ＮＰＯ法人青少年自立援助センター立ち上げスタッフとして勤務後、立正大学大学院（臨床心理学）修了。ひきこもりで悩む人達への訪問、共同生活による支援から取り組みを始め、教育相談員としても活動。その後、ＣＩＡＰ嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室、ＩＦＦ相談室長を経て現在に至る。人の体験するさまざまな苦しみを、家族関係や生い立ちとのつながりから整理しながら支援を進めてきた（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[西]

問題は頭の中で考えていても解決しない、まずは書き出してみれば、そこから見えてくる解決策があるはず、ということを再認識。書き出すのは結構面倒だけど、問題抱えて前に進めないよりは良い。漠然とした不安があって、でも書いてみるとなんてことない、ということはよくある。主人公の考え方のクセ、自分にも当てはまること多いなと。参考にして、出来ることから改善していきたい。

2016/10/03

[Thinking_sketch_book]

★★★★☆　要約すると自分が感じている不安や心配、ネガティブな思い、考え方のクセを第三者的に知ることで、なぜそうなるのかがわかる。また対策も見えてくる。 対策が見えればちょっとづつ改善すれば自分の感じ方も変わってくる。 もう少し新しい知識が欲しかったので星一つ減らしました。全体的にわかりやすく、自分もやってみようと思える本で初心者におすすめです。

2017/10/13

[橙夜(とうや）]

上司からお借りした本。例えば上司に挨拶して返事がなかった場合、気づかなかったのかもと思うか無視された、嫌われてるのかなと思うのか。私はどちらかというと無視されたのかなと思ってしまうタイプ。そういう自分の考え方のクセを客観的に見ていけるようにして、それを少しずつ柔軟な考え方にしていく。やってみたいと思った。一度では落とし込めなかったので購入しようと思います。

2017/05/09

[えりっち]

ちょっとした行動の違いで、モヤモヤが解決したり更にモヤモヤしたり。自分の気持ちを冷静に判断できるような方法を知っておくのは大切なことだな、、と読みながら感じました

2021/06/13

[のの]

大野裕先生の本で慣れている身には難しく感じられた。暴露反応妨害法まで載っているのがいい。マンガの猫がぶさかわいかった。

2016/10/02