ビジネスエリートは、なぜ落語を聴くのか？―元落語家が教える仕事・人生の極意

横山 信治/石田 章洋【著】

日本能率協会マネジメントセンター（2015/05発売）

• サイズ B6判／ページ数 249p／高さ 19cm
• 商品コード 9784820719250
• NDC分類 336.04
• Cコード C2034

内容説明

年収１０００万以上の約半数は落語好きだった。一流は落語に学ぶ。伝え方、“粋”と“野暮”、笑いのセンス、懐の深さ、成功の鉄則、覚悟の磨き方…仕事・人生のヒントは落語にある！

目次

第１章　なぜ年収１０００万円以上のビジネスエリートは、落語を聴くのか？
第２章　落語は“人間関係の悩み”に効く！
第３章　落語に学ぶ最強の伝え方メソッド！
第４章　落語が教えてくれた成長のルール！
第５章　落語家の生き様に学ぶ“覚悟”の磨き方！
第６章　仕事に効く落語ガイド！

著者等紹介

横山信治［ヨコヤマノブハル］
１９８２年日本信販（株）（現三菱東京ＵＦＪニコス）入社。２００１年２月ソフトバンクファイナンスに転職し、日本初のモーゲージバンクＳＢＩモーゲージ（株）設立に参加。上場会社へ成長させる。東証１部上場の金融グループにて役員、社長を経て、２０１４年４月独立。株式会社オフィス・フォー・ユー代表取締役。小学生の頃、落語家の笑福亭松鶴に入門し、最年少プロ落語家としてテレビ、ラジオ、劇場に多数出演。芸名は笑福亭手遊（おもちゃ）、笑福亭鶴瓶氏の元兄弟子

石田章洋［イシダアキヒロ］
放送作家。１９６３年１２月生まれ、岡山県出身。日本脚本家連盟員・日本放送協会会員。プランナー＆ライターズオフィス、株式会社フォーチュンソワーズ代表取締役。日本大学在学中に三遊亭円楽（当時は楽太郎）に弟子入り。落語家になるも数年後、放送作家に転身。以来、２５年以上にわたり、各キー局のバラエティ番組・情報番組・クイズ番組・報道番組など、あらゆるジャンルのテレビ番組で企画・構成を担当。特に、構成を手がけた「世界ふしぎ発見！―エディ・タウンゼント青のコーナーの履歴書」は第４５回コロンバス国際フィルム＆ビデオ・フェスティバルで優秀作品賞を受賞するなど番組の企画・構成に関して高い評価を受けている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[メタボン]

☆☆☆★　スピーチが苦手なので、この本を読もうと思った。なるほど、と腑に落ちることが多く、特に落語につきもののマクラとオチが大事だと改めて思った。落語で文章力を磨き、ストレスを解消し、生きる智恵を学ぶ。自慢話よりは失敗談。スピーチは最初ゆっくり、徐々にスピードアップ。下積みなくして成功なし。上達のコツは場数と練習。ビジネスに効く落語は百年目、中村仲蔵、淀五郎、柳田格之進、芝浜（人の名前のタイトルのものが多いな）。

2019/12/16

[anco]

落語家の修行の中に隠された、ビジネスに役立つヒントが紹介されていました。自分の正当性を主張して上司に勝ったところで、何も得るものはない。多生の理不尽は我慢し、上司に可愛がられることが成功への近道。先輩やメンターからの誘いは絶対に断らない。鶴瓶さんに学ぶ嫉妬を受けないコツ、嫌味なく褒める(変化を褒める)、失敗談を話す、特に師匠や奥さんに怒られたことを過大に話す。女性に味方をしてもらう第一歩は傾聴。人間関係の他にも伝え方や成長のルール、覚悟の磨き方などについても書かれていました。

2017/09/12

[Nazolove]

ビジネスのエリートが落語で成長できるんかい!なんて思って読んでみたのだが、なるほど今の仕事に通じるところあり勉強になるところありでビジネスのエリートになるのにはやっぱり落語なんてとバカにせず聞かなければいけないのかと思った。　ただこれでじゃあ聞いたらよくなるのか、と言うことではないが一つでもためにして行動していかなければなと思った。　ただ個人的には新作落語ばかり聞いているのでたまには古典落語も聞かなければいけないのかな?と思った。

2015/09/03

[ひろ☆]

落語好きだけど、ビジネスエリートとの関連は疑問。お勧め演目は、百年目、中村仲蔵、淀五郎、柳田格之進、芝浜。

2015/08/12

[前田まさき｜採用プロデューサー]

✅ビジネスエリートは「笑い」を大切なスキルとして捉え、落語を聴くことで養ったユーモアのセンスをビジネスにおけるコミュニケーションに活かしている ✅落語の笑いは「人間を肯定する、上質な笑い」だからこそ、コミュニケーションの武器として応用できる ✅落語では、冒頭で世間話や本題に関連した小噺をする「マクラ」がある。マクラからは、突然何かを話さなければならないときに役立つノウハウを学べる

2021/01/01