電車をデザインする仕事―「ななつ星in九州」のデザイナー水戸岡鋭治の流儀

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784820718864
  • NDC分類 536
  • Cコード C2034

内容説明

経済性や効率化だけを優先するな!利用する人の喜びを追求せよ!本当に優れたデザインとは何か―。未だかつて無いものを生み出す発想術・仕事術。

目次

1 プロデザイナーの心構えと仕事術(総合的で創造的なデザインをめざす;デザインの基本、デザイナーの原点;日本の良さを活かすデザイン)
2 デザインの現場(鉄道デザインの裏側(787系特急「つばめ」―初めて手掛けた鉄道車両のトータルデザイン;883系特急「ソニック」―ハイテクを駆使したワンダーランド・エクスプレス ほか)
公共デザインの裏側(高速船ビートル―対馬海峡を渡る海とぶカブトムシ;リゾート施設笠沙恵比寿―海の文化を物語る漁村のような複合施設 ほか))

著者等紹介

水戸岡鋭治[ミトオカエイジ]
1947年岡山県生まれ。デザイナー、イラストレーター。1972年ドーンデザイン研究所を設立し、建築・鉄道車両・グラフィック・プロダクトなどさまざまなジャンルのデザインを行う。なかでもJR九州の駅舎と車両のデザインは、ブルネル賞・ブルーリボン賞・ローレル賞・日本鉄道賞・グッドデザイン商品選定など多くの賞を受賞。2010年交通文化賞、毎日デザイン賞、2011年菊池寛賞、2013年日本鉄道賞特別賞を受賞。現在、九州旅客鉄道株式会社デザイン顧問、両備グループデザイン顧問、財団法人石橋財団理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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きみたけ

67
著者はJR九州の車両や駅舎などを多数デザインし、ブルネル賞など数々のデザイン賞を受賞したデザイナーの水戸岡鋭治氏。800系九州新幹線「つばめ」、72系気動車特急「ゆふいんの森 三世」、豪華寝台列車「ななつ星in九州」など一度は乗ってみたい列車のデザイン現場の紹介や、「公共デザイン」として手掛けた高速船、熊本駅、クイーンズスクエア横浜についても記載しています。前半はデザイナーとしての仕事の流儀が書かれていますが、あらゆる仕事に通ずる内容で勉強になりました。プロフェッショナル仕事の流儀のBGMが似合う本です。2022/09/19

Mr.チャーリー

34
JR九州の特急ソニックに乗車した時、ヘッドレストがミッキーマウスの耳みたいで最初は違和感を覚えた記憶がありました。ななつ星in九州の先頭車は見るほどに人の顔。九州新幹線かもめは縦目の愛くるしい顔。本書を読み進むと、水戸岡さんが心がけているデザインへの考え方や心得から生まれるべくして出来上がった表情なのだなと納得します。笑いや笑顔が生まれるデザイン。厳しい批評家としての子どもを意識したデザイン。日本の素材や技を最高レベルで活用するデザイン。水戸岡さんのデザインした列車に更に乗りたくなりました。2023/02/13

けいた@読書中はお静かに

32
図書館本からの買い戻し。仕事のやり方の勉強になります。『米仕事花仕事』。地域貢献はもちろん、社内花仕事で自分の社内での地位向上も計れそう。2016/05/26

ふう

25
デザイナーという仕事に実はなんとなく胡散臭さを感じてしまっていたが、なるほど、と開眼。後半はななつ星in九州をはじめとする鉄道デザインの話。ただし170万かけての旅行は憧れるより無縁の世界、と。家庭画報7月号でも豪華列車の旅の案内でデザイナー水戸岡鋭治の名があったが、電車の旅に伴う制約自体は変わらないのだから、やはり無縁だなあ。2024/06/06

Thinking_sketch_book

24
★★★★★ 面白い。設計者の思考思想に影響を与える本だと思う。デザイン哲学、仕事への姿勢から学ぶ事もあるし、今のものづくりの疑問も共感しながら、良い悪いを考えてしまう。 2014/02/07

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