内容説明
「文書の設計図」で、もっと早く、もっと伝わる文書が書ける!文書を読みやすく、わかりやすくする方法で、メール文書から、相手を動かす提案書、相手の役に立つ報告書、会議の案内状・議事録まで、「書く力」が身につく。
目次
1日目 コミュニケーション手段としての文書
2日目 相手を動かすためには何が必要か
3日目 理解しやすい文書とはどんな文書か
4日目 文章を読みやすく、わかりやすくする方法
5日目 相手を動かす提案書の書き方
6日目 相手の役に立つ報告書の書き方
7日目 会議文書の書き方とこれだけは知っておきたい文書ルール
巻末資料
著者等紹介
山崎政志[ヤマザキマサシ]
1945年新潟県柏崎市生まれ。東京電機大学工学部応用理化学科卒業。(株)日立製作所にてコンピュータ技術者教育、コンピュータ教育センタ部運営、ICカードシステム開発取り纏め、コンピュータ設計技術管理取り纏めに携わる。2001年に独立。山崎技術士事務所を設立し、情報技術者教育とコンサルティング、文書作成技術教育を主体としたスキル向上支援を行っている。技術士(情報工学)、公認システム監査人、ITコーディネータ、早稲田大学エクステンションセンター講師、株式会社日立インフォメーションアカデミー講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
64
技術士による技術文書の書き方。演習がよい。規約(protocol)と伝言(message)読む聴く、考える、話す書く。作業(process)に分けて考える。動機付け、表現、伝達。目的別:提案(proposal)報告(report)手引き(manual)問題解決技法、文書校正、文書作成。マズローの欲求 自己実現、自尊、親和、安定、生理。仕様定義書、業務目的、伝達目的、文書題、発信者、受信者、受信者の背景、伝達時期、動機付け要素(向上心・興味・使命、規則・慣習・礼儀、不安、損得、利便)行動という区分がよい。2013/02/26
mura_ユル活動
33
図書館本。2008年の発行。筆者は元コンピューターエンジニア。文書で人に伝えることの難しさを常に感じている。必須の情報項目と時間短縮のため、抑えどころを書式で列挙している。また、読み手がより理解しやすいように文書技術も掲載。丁寧に書こうとすると文が長くなって、反対にわかりにくい文書になってしまう。「。」「、」 『』や「」の区別など記述符号の使い方。この手の本はビジネスマンであれば一度は手にしていると思うが、他書と異なるところ⇒1.技術者のため。2.一週間で理解できるように構成されていること。蔵書にしたい。2014/02/09
のりたま
2
まず「コミュニケーション仕様定義書」というのを作って文章を書く方法。技術者でないのでどの辺が技術者向きなのかよくわからないが、そういう仕事をしている人が書きそうな例文が豊富。「私の役割」というテーマの文章と、庭仕事の改善提案の文章に「家長」という言葉が出てきてドン引きした。2021/11/13
かのう
1
コミュニケーション仕様定義書を決めておいて書き始めるのが新鮮に写った。その中の項目としてコミュニケーション目的と伝達タイミング、動機づけ要素が挙げられていた。それらは自分自身重要と思ってやってた事だったので裏付けされた気分だった。2012/07/13
chie
0
ただなんとなく文書を書いていたが、この本の通りに目的を明確化してから取り組むようにしたいと思った。楽しそうだし、相手にもきちんと伝わる文章が書けるようになりそう。コミュニケーション仕様書は堅苦しいと思ったけど、具体的なワークと合間に挟まれたポイントや心理学例がタメになった。実践して行きたい。2011/06/02