内容説明
今日のビジネスにおける最大の関心事のひとつが、企業のバランスシートと市場価値の間のギャップをどう扱うかということである。このギャップは、いわば企業の間接的な資産によって構成されており、これこそが、企業の真の価値の大部分といえる。つまり、それは財務諸表にはあらわれてこない、組織の知識、顧客満足、商品の革新力、従業員のモラルの高さ、そして特許や商標などを示すものである。数年前より、世界中の有力企業や著名な学者によりこの「知的資本=インテレクチュアル・キャピタル」を測定する取り組みがはじまった。そのような中で、スウェーデンの金融保険サービス会社スカンディアが、徹底した知的資本の測定を実践し、1995年に世界初の知的資本アニュアル・レポートを発行した…。本書は、企業の中に隠れている“みえない資産”の大いなる価値を明らかにする。
目次
価値の隠れたルーツ
企業の隠れた可能性
進むべき道を見出す
新しい世界をナビゲートする
真の価値(財務焦点;顧客焦点)
真の業務―プロセス焦点
真の未来―革新・開発焦点
真の活力―人的焦点
すべてを1つにして
共通の価値
未来の市場
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