内容説明
本書は、目標管理を蘇生させるために、ドメインという言葉(概念)を導入する。ここでドメインとは「目的」と同義の言葉。そして、このドメインという言葉を使いながら、仕事内容を検討していく議論過程(ドメイン・ダイナミックス)を提案する。この過程の中で、組織や成員の目的意識を明確にし、組織の新しい方向選択機能や内発的動機づけを強化するきっかけが得られる。
目次
第1章 制度疲労に陥っている目標管理
第2章 「目的」は目標管理を超える鍵である
第3章 目的の内容を構造的に捉えるドメイン
第4章 ドメイン概念で仕事内容を捉える―その実用性の検証
第5章 目的(ドメイン)を多面的、精密に定義することで得られる利点
第6章 組織の生存を確かなものにする目的形成の作業過程―ドメイン・ダイナミックス
第7章 目標管理から目的管理へ―実務的課題
第8章 「目的管理」がよって立つ人間観
第9章 ドメイン・ダイナミックス・マニュアル