内容説明
美容師の養成と社会的地位の向上に尽力した美容家の半生紀。
目次
芸は身を助く
十六歳の髪結床
お客さまは女王さま
嫁ぐことっきゃ頭にない
無責任な結婚
“髪亭”の廃業宣言
戦火をくぐる二人三脚
産みっぱなしの子供たち
切り拓く新しい道
世界で学ぶ“美”の心
金婚式と契約結婚
愛子はいつも本日誕生
著者等紹介
山野愛子［ヤマノアイコ］
１９０９～９５東京都生まれ。１９２５年（大正１４）髪結い店を開業し、アイロンによるウエーブのつけ方や新日本髪を考案した。１９４９年（昭和２４）山野高等美容学校（現山野美容専門学校）を創立。６１年ロサンゼルスにヤマノ・ビューティ・カレッジ、１９９２年（平成４）に山野美容芸術短大を開設し、美容師の養成につくした
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おかむら
30
メイ牛山の評伝が面白かったので、もう1人の美容界のパイオニア・山野愛子の伝記も探してみたらありました。1985年、76歳で出た自伝(婦人画報に連載)。いやぁコレも面白いわ！ コンプライアンスお構いなしの昭和の豪快エピソードが楽しい！ 結婚の経緯が最高。コレ朝ドラにしたらかなり楽しいと思うなー。山野愛子、結婚後10年以内に男子ばかり6人も産むんだけど(ここら辺の話が面白すぎるよ！)、たしか孫は品川庄司の品川。ところで メイ牛山と山野愛子はライバルだったのか？お互いの伝記に出てこないのが謎。気になるー。2021/01/21
桐一葉
0
図書館。一気に読み切った〜！芯があり肝が座っていてあっけらかんとしている愛子さんに魅せられました！人を思いやり、常に勉強なさって過ごしてきはったんやな〜と。自分の気持ちに嘘がなくまっすぐ進んでいると人は側にいてくれるんかなって思った。なによりも人を美しくしていたいっていう気持ちが素敵やね！2015/07/14
