出版社内容情報
初期から晩年にいたる各期の代表作を集成!
■本体 20,000円(+税)
■底本 「大田洋子集」 (三一書房 1982年7月~10月)
■体裁 A5判・上製函入・各巻平均382頁
収録作品
第1巻 屍の街
屍の街 / 冬 / 山上 / 残醜点々 / 半人間
第2巻 人間襤褸
人間襤褸 / 海底のような光 -原子爆弾の空襲に遭って- /
一九四五年の夏 / 『屍の街』序 / 作家の態度 /
生き残りの心理 / 文学のおそろしさ / 行進 -死者の魂への共感- /
十五年たったというけれど / ノイローゼの克服 / 母の死
第3巻 夕凪の街と人と
夕凪の街と人と / 半放浪 / 八十歳 / 世に迷う -不思議な弟と私-
第4巻 流離の岸
流離の岸 / 聖母のいる黄昏 / 海女 /
囚人のごとく -「桜の國」入選の折り求められて-
特色
☆大田洋子の戦前から戦後にいたる各期の主要作品(小説・エッセイ等)を網羅
する唯一の作品集。
☆諸家による「解説」は、作品と作家大田洋子を多面的にとらえ、「解題」は、
底本・初出・校異等をあげ「年譜」は(1)履歴(2)著者(3)文学選集・
再録類(4)初出作品目録によって構成する。
☆表記はすべて新字体・新仮名づかいに改めた。
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- 電子書籍
- とんでもない死に方の科学 河出文庫