出版社内容情報
人事労務管理制度はどのようにして作られたのか。現代日本の人事労務管理制度の基礎は、高度成長期に作られたといわれる。本書は松下電器を中心に個別企業の労使協議に基づいて、形成過程を実証。
目次
課題と方法
第1部 賃金体系の改訂(仕事給(職務給または職能給)の導入
労働組合による査定受け入れ
電機産業における仕事給の導入)
第2部 労働条件の向上(週休2日制への道程;大幅賃上げと生産性向上)
第3部 経営参加(消費者運動と企業別労働組合―カラーテレビ不買運動と森永ミルク中毒事件;経営参加の制度化;三菱電機の経営参加)
要約と結語
著者等紹介
岩田憲治[イワタケンジ]
1934年三重県亀山市に生まれる。1958年名古屋大学経済学部卒業。1994年松下電器産業株式会社を定年退職。ほとんどの在職期間を人事部門に勤務。2001年大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程を修了、経済学博士(大阪大学)。2000年以降、高知大学人文学部他複数の非常勤講師を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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